- 出演者
- 望月麻美 池間昌人
オープニング映像が流れた。
イギリスとアメリカは貿易を巡り、米・バンス副大統領は両国の間で合意が成立可能性が見えてきたと明らかにした。ジョン産業相は成立の時期について詳細は語ってない。バンス副大統領はSNSに「イギリスとの合意に向け努めている。両国の国益に叶う素晴らしい合意に至れる大きな可能性が見えてきた」等と投稿。解説員によると、イギリスのEU離脱を巡りアメリカとの自由貿易の合意が取り沙汰されたが、今回は全面的な関税の引き下げではなく、ハイテクやAI、人工知能を巡る狭い範囲の取り決めとなる。スターマー首相がホワイトハウス訪問して以来、関税引き上げの回避を目指してきた。イギリスは他の国々と同様に10%の関税を課されている。自動車の関税は25%。この10%の関税は交渉対象ではなく、10%を超える関税を10%にまで引き下げられるかどうかが話し合われる。アメリカでのインタビューでトランプ大統領は他の国に対し、アメリカか中国かの選択を迫る可能性があると述べている。イギリスはヨーロッパとも交渉を続けている。アメリカとヨーロッパ両方と並行していくつもの交渉が行われる。
トランプ政権の関税措置を巡り、赤沢経済再生担当大臣がこのあと日本を出発。日本時間明日にはワシントンでベッセント財務長官、USTRグリア代表と会談予定。レビット報道官は15日の会見で、多くの国々との協議が進み、このうち15以上の取り引きが具体的な文面の検討に入っていると明らかにした。スペインTVEは、スペインのクエルポ経済相がベッセント財務長官と協議したと伝えた。韓国KBSは、EUとアメリカの間で初めて関税を巡る交渉が行われ、EUがすでに提案した工業製品以外にも関税をお互いゼロにする範囲拡大を提案したと伝えている。レビット報道官は、中国との貿易摩擦が激しくなっていることについては「大統領は中国との取り引きにオープンだ」と述べた。そしてトランプ大統領の声明を読み上げ「ボールは中国側にある。取引する必要があるのは中国の方」などとして、中国が先に行動を起こすべきだという考えを強調。
習近平国家主席は、ベトナム・マレーシア・カンボジアの歴訪で東南アジア諸国との関係強化を図っている。一方中国国内の企業は、アメリカとの貿易戦争からの打撃を懸念。トランプ政権は今月、中国からの輸入品の多くに145%の関税をかけ、中国はアメリカからの輸入品に125%の報復関税をかけた。2つの経済大国による貿易戦争の最中、世界最大規模の見本市が広州で開かれた。アメリカの家庭向けのものも多いが、アメリカからの注文は取り消されたという。アメリカへの輸出を手掛けてきた会社は、途方に暮れて話し合いでの打開を求めている。アメリカへの輸出を手掛けていた会社は他の市場に目を向けているというが、中国の経済が輸出で成り立っていることはかわらない。去年の経済成長の半分ほどは輸出によるもの。中国は、近隣諸国に中国と協調するよう求めている。中国は強気でプライドを見せているが、影響も出始めている。中国はトランプ大統領による関税攻勢に抵抗できるが痛みが無いわけではないという。
中国政府は国内の航空会社に対し、米・ボーイング社からの航空機の納入を受け入れないよう指示し、アメリカからの航空機関連の設備や部品の購入もやめるよう命じたという。先週末に中国がアメリカ製品に対する125%の報復関税を課したことで、アメリカ製の部品の価格も2倍以上になることから、中国の航空会社をアメリカ製航空機の購入継続は現実的ではなくなっている。今回の措置が実施されれば、世界最大の航空機市場である中国において、ボーイング社が大きな打撃を受けることになる。今後20年間で世界の航空機需要の約20%は中国が占めるという試算があり、近年米中間の貿易摩擦や品質問題の影響で、ボーイング社は中国からの大規模な受注がない。2件のボーイング737MAXの墜落事故を受け、中国は2019年世界に先駆け737MAXの運航を停止した経緯がある。さらに去年、737MAXのコアプラグが飛行中に吹き飛んだことから、ボーイング社への信頼がさらに由来だ。
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今日は写真家の小松由佳さんを紹介する。2008年から定期的にシリアで撮影を続け内戦が始まってからも故郷を追われた難民を見つめてきた。去年12月に政権が崩壊すると小松さんは1週間後に現地に入った。
先月、東京のギャラリーで開かれた小松由佳さんの写真展。アサド政権の崩壊後、現地で撮影した写真が展示されていた。シリアから持ち帰ったアサド前大統領の写真もあった。政権崩壊後、ボロボロにされていたという。政権崩壊前後の違いについて、小松さんは、人の表情が違う、アサド政権下では閉塞感があった、政権崩壊後は、人々が自由にものを言っている、開放感に溢れた表情しているなどと話した。シリアでは、2011年に内戦が始まった。アラブの春が波及するかたちで起こった民主化を求めるデモを、アサド政権が武力で弾圧したことをきっかけに、反政府勢力との激しい戦闘となった。過激派組織ISが勢力を伸ばし、内戦は泥沼化。国外の逃れた難民と国内の避難民は、1200万人以上にのぼった。小松さんの夫・ラドワンさんは、内戦によってシリアを離れた難民のひとり。小松さんと結婚して東京で暮らしているが、今回のシリア行きに同行。13年ぶりに祖国の地を踏んだ。小松さんは、二度とシリアには戻れないと覚悟していたそうだ、政権が崩壊したことで自由に帰れるようになったなどと話した。シリアでまず向かったのは、サイドナヤ刑務所。政権側に拘束されたラドワンさんの兄がここで死亡したとみられている。兄のサーメルさんは、民主化を求めるデモに参加し、政治犯とみなされた。2011年からの10年で、30万人を超える民間人が犠牲となったシリア内戦。街には、行方がわからない家族の情報を求める張り紙が溢れていた。小松さんが最後に向かったのは、パルミラ。ラドワンさんの故郷で、内戦が始まるまで家族で暮らしていた。ISとシリア政府軍の戦闘により、街は破壊されていた。今回の写真展の最後に展示されていたのは、小松さんがパルミラで撮影したラドワンさんの写真。小松さんは、アサド政権崩壊がもたらしたのは、喜びだけでなく、深い悲しみであることを表現している、夫の心の揺れを描いているなどとし、政権が崩壊したから平和が訪れるというわけではない、ひとつひとつの問題と向き合いながら、人々が安心して暮らせる日常がある国になっていくことを願っているなどと話した。
ロシアがインドネシアの空軍基地にロシアの軍用機が駐留することを要請したとアメリカの軍事情報分析サイトが伝えた。オーストラリア国防省はインドネシア国防省から「ロシアの軍用機が駐留することはない」との保証を得たとしている。オーストラリアとインドネシアは軍事レベルの協力を強めており、今後も続くことを期待している。インドネシアの野党の重鎮は「外国勢力がここに軍事基地を持つことは決してあってはならない」としている。
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