- 出演者
- 横川浩士 川口由梨香 ジン・ヘヨン
オープニング映像と挨拶。
韓国を深堀りする@ソウルのコーナーが今日から始まると紹介された。
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- ソウル(韓国)
トランプ政権は貿易赤字の大きい国での相互関税を90日間停止する一方で、中国には計145%の関税措置をかける。これを受けダウ平均株価は前日と比べて一時2100ドル超の値下がりとなり国内経済を懸念する人も多く見られる。専門家は対中関税はアメリカ企業が実際は支払っていると警告している。トランプ大統領とベッセント財務長官は動じることはないが、中国側は脅しには屈しないと発表するとともにハリウッド映画の輸入規制をかけている。トランプ関税により1世帯に就き年4700ドルのコスト増となる見込みだが、トランプ大統領は最終的には素晴らしいことになるとしている。ショッピングサイトの中ではすでに「関税」という表記も記載される様子が見られるといい、おもちゃ屋さんはおもちゃは80%以上を海外で製造しているので必ず値上げすると話す様子も見られ、中国製のぬいぐるみは倍以上の値段になるのではないかと話す様子を見せていた。一方でトランプ大統領は関税を巡り他国と個別交渉を行うものと見られるが、合意に至らなかった場合の対応を聞かれると「双方にとって良い合意に達しなければそうなります」と言及している。
中国はアメリカに対し84%の追加関税を発動し「戦うなら最後まで付き合う」と全面的に対抗していく構え。5月13日までに到着する製品に関税は適用されないが、米シールドAI社などを信頼できないエンティティリストに加えて投資の禁止などを行うなどする。取引の停止も求めていて、商務省は安全保障と利益の侵害に関わるためとしている。商務省はWTOへの提訴も進め、WTOのルールにしたがって権利を守ると強調している。アメリカと交渉するかと聞かれた商務省の報道官は交渉するなら扉は開いていますが平等な形で行うべきと言及し、脅しは正しいやり方ではないと指摘している。中国は更に関税を強化するかと質問されると、これについても自分の考えを推し進めるなら最後まで付き合うとしている。
相互関税の措置を90日間停止すると公表して安心感が広がっていたが、再び株価は下落する様子が見られ、一時2100ドルあまり値下がりする形となった。米中貿易摩擦の激化が懸念されていて、トランプ大統領は関税を125%にするとしていたが、ホワイトハウスは別の追加関税と合わせて145%だとしていた。中国外務省の報道官「戦いたくないが決して恐れない」と言及しているが、関税を上回る手段をいくつも持っているとの分析もある。トランプ大統領は交渉の余地はあると考える一方で中国側も対話の余地はあると見られるが、それぞれ弱気な姿勢は見せておらず今後が見通せずにいる。トランプ大統領の一貫性のない対応はアメリカに長期的なダメージを与えかねないとの指摘もある。フィナンシャル・タイムズは基軸通貨に求められる信頼性や法の支配を揺るがし、アメリカの金融支配は当然のものではないと指摘している。
EUはトランプ政権が相互関税の発動を90日間停止すると発表したことを受け来週予定していたアメリカへの追加関税発動を90日間保留することを決めた。EUフォンデアライエン委員長は「トランプ大統領の決断は世界経済を安定させるための重要なステップ」だとした。貿易担当委員が10日午後アメリカ側と連絡を取ったがトランプ大統領の発言の変化を見ている委員会は交渉が望ましい結果にならなければ対抗措置を発動するとしている。
ASEANの国々はオンラインで経済相特別会合を開きアメリカに対して報復措置は取らず対話によって解決策を探ることで一致した。現在相互関税の上乗せ分については90日間停止されている。ASEANはマレーシアが議長国でオンラインで経済相特別会合開催し共同声明を発表、貿易に対する懸念に対応するためアメリカと率直で建設的な対応を行うと述べた。加盟国の中には90日間の停止発表前には極めて高い関税率が課せられた国がある。一方加盟国はそれぞれ対応策を講じる。タイ首相は停止期間によってアメリカとの交渉前に提案をつめる時間的余裕ができたと述べた。インドネシアは停止期間を関税の影響を緩和する機会ととらえている。ベトナムはアメリカと相互貿易協定の交渉を開始、両国は非関税障壁を可能な限り撤廃する意向。
これまでアメリカへの輸出に頼ってきた東南アジア企業は戦々恐々、繊維業界もその一つ。懸念を深めるバングラディッシュの衣料品メーカーの動きを伝えた。トランプ大統領が関税を引き上げればビジネスに悪影響が及ぶ。バイヤーにより引上げ分を値下げするよう要求してきたがこれを断ると注文キャンセルされ15万ユーロの損失となった。専門家は産業全体を守るため関税分を吸収してはならないなどと助言している。
アメリカとロシアの外交関係の正常化に向けた協議について。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、アメリカとロシアの外交当局者による協議が10日トルコイスタンブールで行われた。両国外交官が行き来しやすくするための措置を講じることなどで合意した一方でウクライナとの停戦は議題にならなかったとしている。主要なテーマは両国の大使館の業務正常化。この数年でロシア外務省とアメリカ国務省のほとんど全ての連絡手段が寸断されており、重要な問題として両国大統領の電話会談でも話し合われたものの一つ。ダルチエフ駐米大使は「両首脳の接触により外交官へのビザ発給問題や移動の制限緩和に前進が見られている。ロシアは違法に押収された外交資産の返還や直行便の再開について真剣に交渉する用意がある」と述べた。
イランの核開発を巡るアメリカとイランの高官協議が12日にオマーンで行われる見通しで、これを前にトランプ大統領は協議の行方次第では軍事力の行使も辞さない考えを示している。一方でイランはアメリカが脅迫と戦争への道に固執するなら準備はできているとして牽制している。トランプ大統領は「イランの核兵器保有は認めない。彼らが核兵器を持つのを許すわけにはいかない。イランが繁栄し、偉大な国であることを私は望んでいる。イランに対し、もし軍事行動が必要になれば行う。その際はイスラエルが加わり、主な役割を担うだろう。我々はやるべきことをやる」と語った。
先週はユン大統領の罷免に揺れたが、現在の韓国の雰囲気はどうかと質問。弾劾を妥当とする判断の後の先週末、結果を受け入れられない人たちによる大規模な集会が開かれた。緊張感が高まっていたが、大きな騒動にはならなかった。人々の関心は6月に予定されている次の大統領選挙の候補が誰になるのかに移ったように感じる。
今週、ちょっと話題になったニュースが韓国の美容医療について。韓国では皮膚科に行ってシミやホクロを取ったり、美容の施術を受けるのはごく普通のこと。去年、韓国への外国人患者数は110万人以上で、政府が医療ツーリズムの支援を始めた2009年以来過去最高を更新。約7割は美容を目的とした皮膚科などの受診だった。外国人患者の割合は37.7%が日本で中国・アメリカと続いている。しかし、医療ツーリズムには課題も出ている。韓国は医師不足が深刻で、救急医療や地方の医療が立ち行かなくなっている。特に小児科や産婦人科の医師の確保が大変なため、国は大学の医学部の定員を増やすなどの計画を進めている。
韓国ではスキンケアにも良いと言われる 発酵食品について紹介。「ジャン」は調味料のことでコチュジャンなど色々なものがある。韓国の家庭料理に欠かせないものだが、消費量が落ち込んでいる。「ジャン」を守ろうとする女性を取材。冬になるとジャンの仕込みが本格化する。キ・スンドさんはジャンを作り続けて50年。国から伝統食品の製法を守る名人として認定されている。400年前のレシピを守り続けている。材料の基本となるのは大豆、塩、水。味の決めてとなるのは大豆の味だという。食生活の欧米化と伝統色離れの影響で消費量が減っている。こうした中、老舗メーカーでは手軽にジャンを作れる簡易キットを開発。キ・スンドさんはジャンの魅力を伝える講演会を実施するなどしている。
ミャンマー中部の大地震は発生からきょうで2週間となる。死者は3600人を超えて、被災地では建物の倒壊を恐れて多くの人が屋外での避難生活を強いられている。清潔な水が足りていないことなどから、衛生面での環境が悪化していて、国連は感染症のリスクが高まっているとして、国際社会に支援を呼びかけている。国際救助隊も現地からの引き上げを始め、今後は復興のための活動が中心となる。
長年紛争が続いているコンゴ民主共和国で、急速に支配地域を拡大する反政府・武装勢力と戦うために政府は豊富な鉱物資源を引き換えにしてアメリカから軍事支援を得ようとしているとtveが伝えている。
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トランプ大統領は9日、シャワーヘッドの水圧制限を撤廃する大統領令に署名した。モットーは「アメリカのシャワーを再び偉大にする」。
米中関税応酬 国内経済への影響懸念などを紹介。
ドイツで農業用シートをかぶせ大切に育てられているのはホワイトアスパラガス。春の訪れを告げる高級野菜として愛されている。
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