セブン&アイホールディングスが買収提案に応じない意向を示したことに、カナダの会社側が反論の声明を出した。セブン&アイは6日、買収価格を5兆5000億円規模などとした「アリマンタシォンクシュタール」からの提案について、“企業価値を著しく過小評価している”などとして、賛同できないとする書簡を送っている。これに対してクシュタール側は今朝、「友好的な協議すら拒否したことを遺憾に感じている」との声明を出した。さらに、セブン&アイ側の「最善の利益に資する提案ではない」との回答に、「戦略的および財務的な利益をもたらすと強く確信している」と反論している。一方、セブン&アイ側は夕方、「当社は引き続き真摯な協議に応じる用意があります」とのコメントを発表した。