きのう、正式に退任を発表したセブン&アイホールディングス・井阪隆一社長。後任は「西友」トップなどを務めていたスティーブン・デイカス氏。「そごう・西武」売却決定に6年、「イトーヨーカ堂」売却判断に8年かかり、その間2000億円近い最終赤字を積み重ねた。またこの間カナダのコンビニ大手の買収提案があり、井阪氏は創業家を軸とした直買収計画を推進したものの頓挫していた。こうした中セブン&アイホールディングスは昨日イトーヨーカ堂などを束ねる会社を米投資ファンドに約8150億円で売却するなどの独自路線継続のための案を発表した。9年ぶりのトップ交代は5月の株主総会で承認を予定している。