イランがこのタイミングで国葬を行った狙いは。イラン政府は今回、世界中のメディアを集めていて、約2000万人が参加するという一連の葬儀を、国の「団結」として世界中にアピールしたいと思っている。ただ葬儀には多くの市民が参加している一方で、参加しない人や現体制を支持しない人がいるのも事実。イランでは1月に大規模な反体制デモも起きている。デモに参加した1人に話を聞くと「戦争をきっかけにこの国が変わるかもと思った。しかし変わらなかった」と失望を滲ませていた。イラン政府には国内に鬱積する不満を解消し、反対意見を持つ人も団結を高めることができるかが問われている。アメリカとの戦闘終結に向けた協議は、ハメネイ師の国葬の後に再開されるとみられている。
