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「アルカディアの赤い屋根(ガヂスにて)」 のテレビ露出情報

依頼人は、三重県松阪市の田口さん。お宝は、知り合いの茶道具店の社長から、当時持っていた掛け軸と100万円で譲ってもらったという三岸節子の油絵だ。三岸節子は、1905年に愛知県に生まれ、先天性股関節脱臼のため足が不自由だった。鬱屈とした少女時代を支えたのが絵画で、画家を志した。16歳で上京し、岡田三郎助に師事しながら、女子美術学校で洋画の基礎を学んだ。三岸好太郎と出会い、19歳で結婚。このころ描いた自画像は、第3回春陽会展で女性として初めて入選した。結婚から10年後、三岸好太郎が旅先で急逝した。女性画家の地位向上に努め、美術団体を結成した。好んだモチーフは花。63歳でフランスに渡り、風景画を描いた。鮮やかな色彩が特徴で、特に赤は「節子の赤」と呼ばれ絶賛された。84歳で帰国し、大磯のアトリエで作品づくりに臨んだ。94歳で他界した。依頼品は、花瓶にいけた花が描かれている。鮮やかな色彩やデフォルメなどは節子を思わせる。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年3月30日放送 22:15 - 22:45 テレビ東京
新美の巨人たち新美の巨人たち
三岸節子の桜は自らの人生に喝采をおくるような出来栄え。愛した男と19歳で結婚した節子は途方にもない才能に惚れて身も心も捧げたという。夫の三岸好太郎は天才画家と呼ばれ好太郎の絵を愛し、その女性関係に苦しんで何度も死のうとしていたという。好太郎が病で31歳で亡くなった際には画家として生きていけると三人もの子を抱えて死にものぐるいで描いた。世の中は戦争に向かってい[…続きを読む]

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