小田選手にスタジオで日本からの応援、パリパラリンピックの雰囲気について聞いた。小田選手は日本からの応援について「やってきてよかったと思う。小学生、中学生の子どもたちが見てくれてたらうれしい」などと述べた。パリパラリンピックの雰囲気について小田選手は「試合中もチーム席にダブルスのパートナーや他の日本人の選手たちが入ってもらってて、ハチマキとかもつけてもらったりしてて、普段そういうのがあまりないので、日本でライバルだった選手がいて本気で応援してくれるのを見ると夢があるなって感じた」などと述べた。パリパラリンピックのメダルを紹介。2回戦から登場した小田選手は準決勝まで1セットも落とさず決勝へ。第1セットは6-2で小田選手が取ったが第2セットは6-4で取られた。第3セットで5ゲームを奪われ小田選手はあと1ポイント取られると負けてしまうところまで追い詰められる。しかし、このピンチをしのぐと、この状況を楽しむような笑みをみせる。その後、このゲームをキープ。ここから怒涛の攻撃でゲームを奪い、小田選手のマッチポイント。見事、大逆転。初のパラリンピックで金メダルを獲得。第3セットで追い込まれた時の笑みのワケについて小田選手は「よく勝ったと思う。その時はマッチポイントをしのいだあとはテニス楽しくて、そこから顔にも出ていたと思うんですけど、すごい楽しくて。こっからいくぞという自分なりの表現、まだ諦めてないぞっていうのを表現したくて」などと述べた。クレーコートについて「自転車でいうオフロードを走る。それが常になんで、動きづらい分、エースが決まりやすい」などと述べた。勝利後パフォーマンスについて小田選手は「本当はひっくり返ろうと思ってくるくる回ってたんですけど、倒れてないと思って。取るしかないと思って、気づいたら反対側も取っちゃってて。このイメージトレーニングしかしてなかった。優勝して何をするかを夜な夜な考えてました。勝ったあとを想像すると勝てるかなと思って」などと述べた。小田選手は「テニスが楽しくて始めた、それがずっと続いて舞台が変わっただけでスタイルは変わってなくて、楽しいからやってて、それが一番大事だなと思ってからは好きなようにやろうと。結果的に2セット目とられてどっちが勝つかというのがあったから良かったと思います。選手として記録とかタイトルとか取りたいけど、車いすテニスをもっと一般の人でも楽しめるスポーツにしたい」と語った。