現役世代の社会保険料の削減を目的とした健康保険法などに改正案があす、成立する見通しとなった。改正案の柱の1つが、OTC類似薬を使う患者に追加負担を求める制度。OTCとは薬局やドラッグストアで、処方箋なしに購入が可能な市販薬。その市販薬と成分や効果がほぼ同じで、医師の処方箋により保険適用で買うことができる薬がOTC類似薬。病院で処方されれば保険適用となり、市販薬より安く買えるOTC類似薬だが、高齢化が進む中、医療費は年々増え続け、それに伴い現役世代の社会保険料負担が増えることにつながっている。OTC類似薬の見直しで政府は年間約9000億円の医療費が削減し、社会保険料は1人あたり年間約400円の引き下げにつながると見込んでいる。対象のOTC類似薬は、「アレジオン」「ロキソニン」など77成分約1100品目。薬剤師からは受診控えなどの懸念が聞かれた。OTC類似薬の見直しは来年3月からの実施を目指している。
