大谷翔平がドジャースに移籍してから初めて、古巣のエンゼルスタジアムで公式戦に出場した。エンゼルスファンからも温かく出迎えられ、感動的な一戦となった。おとといの試合後、「(エンゼルスタジアムは)今まで一番多くの時間を過ごした球場。自分にとって特別ですし、一生懸命頑張りたい」と語ったドジャースの大谷翔平(30歳)。きのうのエンゼルス戦は、大谷翔平がメジャー挑戦から6シーズンを過ごしたエンゼル・スタジアムでの凱旋試合となった。この球場でホームラン99本、そしてピッチャーとしては「21」の勝ち星を挙げた大谷翔平。きのうも大谷翔平の一発を見ようと、ユニホームを着た両チームのファンが、それぞれの思いを胸に球場に詰めかけた。特別な場所に帰ってきた大谷翔平が初回の打席に向かうと、電光掲示板には「Welcome Back SHOHEI OHTANI(おかえり大谷翔平)」と表示され、両チームのファンたちもスタンディングオベーションで祝福して出迎えた。エンゼルスは2回、大谷翔平とかつてバッテリーを組んでいたオホッピー(24歳)がソロホームランを放ち、先制する。ドジャースは1点を追う3回、ランナー1塁で大谷翔平がタイムリースリーベースヒットを放ち、同点に追いつく。これで大谷翔平の今シーズンの打点は99打点(ナリーグ2位)となり、日米通じてのキャリアハイ・100打点(2021年)まで、あと1打点に迫った。3塁ベースでパフォーマンスをする大谷翔平に、元チームメートのレンドン(34歳)が背中を叩いて祝福していた。その後、大谷翔平は2打席連続三振に倒れてしまうが、延長10回、大谷翔平に追加点のチャンスで打席が回ってくる。しかし、ここは申告敬遠。続くベッツがスリーランホームランを放ち、大谷翔平の初の凱旋試合をドジャースが制した。試合後、大谷翔平は「レギュラーシーズンで初めてだったので楽しみにしていましたし、エンゼルスのファンの方に感謝しかない。今年もプレーできたことが特別かなと思います」と語った。試合結果は、ドジャース6−2エンゼルス。