来週ブラジルで開幕する気候変動対策を話し合う国連の会議「COP30」を前に首脳級会合が始まった。会合の冒頭、国連のグテーレス事務総長は温室効果ガスの削減を一層加速させるためすべての当事者に積極的な役割を果たすよう改めて呼びかけた。会合にはイギリスのスターマー首相や中国の丁薛祥筆頭副首相など50近くの国や地域から首脳らが出席、日本からは関係省庁職員による使節団が派遣されている。一方、来年1月にパリ協定から離脱するアメリカのトランプ政権は「他の国を滅ぼそうとしているあいまいな気候目標を追求するために我が国を危険にさらすことはない」として今回の会合だけではなくCOP30にも政府高官を派遣しないとしている。世界2位の二酸化炭素の排出国のアメリカがトランプ政権のもと気候変動対策への関与を低下させる中、各国が協調して排出量削減の取り組みの強化につながる議論ができるのか注目される。
