ロシアとウクライナはトルコ・イスタンブールで2回目となる直接協議を行った。協議は1時間余で終了し、両国は若い捕虜などの交換で合意、ウクライナ側は30日間の即時停戦と両首脳による会談を求めたがロシア側が拒否したと明らかにした。そんな中先月、モスクワ当局が地下鉄構内に設置したのは旧ソ連の指導者スターリンの像。地下鉄開業90年を記念するものでスターリンを称えるように周囲の人が花束を掲げるようなデザインになっている。スターリンは1922年、ソ連共産党書記長に就任、第二次世界大戦ではナチス・ドイツに勝利を収めた。一方で反対派を次々と粛清し大量の犠牲者を出すなど独裁体制を築いたことから死後スターリン批判が起こり銅像などが次々と撤去された。今回モスクワで公開された像も脱・スターリン化の一環で1960年代に一度撤去されたものの、今回事前の告知なしに再建されたという。これにはロシア国内でも賛否の声があがっている。