イスラエル軍は22日、レバノンからロケット弾3発が発射され、これらすべてを迎撃したと発表。またイスラエル軍はレバノン南部を砲撃する報復攻撃を行った。レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルの間では去年11月に停戦合意が発効していたが、応酬がエスカレートすれば合意が破綻に追い込まれる可能性がある。イスラエルを巡っては、パレスチナ自治区ガザ地区でもイスラム組織ハマスとの戦闘を再開。ハマスとの停戦合意も事実上破綻しつつある。地元メディアによるとイスラエルのカッツ国防相は21日、ハマスが人質解放を拒否し続けるかぎり、より多くの土地を失うと述べ、ガザ地区の一部併合も辞さない構えを見せた。ハマスに対する地上作戦の範囲も拡げていて圧力を強めている。