9日時点の支持率は最大野党・BNP(バングラデシュ民族主義党)が66.3%、次に保守派のJI(イスラム協会)が11.9%、政変を主導した学生たちによって結成された学生政党・NCP(国民市民党)は1.7%。(Dhaka Tribune)。立教大学・日下部尚徳准教授は「学生運動のリーダーの一部は暫定政権のアドバイザーとして参加も成果を示すことが難しかった。不透明な資金の問題も報じられ、有権者に“運動と統治は別だ”との見方が広がったのではないか」と分析している。暫定政権・ユヌス首席顧問は経済学者で貧困層対策で2006年にノーベル平和賞を受賞した。ユヌス氏は選挙管理と制度改革を担う移行期の指導者で、新政権に残るかは現時点では不透明だという。世論調査では最大野党のBNPが優勢とみられているが、日下部准教授は「学生政党と選挙協力しているイスラム協会も支持を伸ばしていて、議会内で発言力を増す可能性があるが、政策に若者の声が反映されるか不透明」と分析している。慶応大学教授・中室牧子は「選挙になると政治改革という話から統治能力に評価の軸が移ってきた。雇用創出や低成長からの脱却となると相応の行政運営の能力や専門知識、経験が必要になってくる」などとコメントした。
