欧米との関係改善を実現できるかは、実権を握る最高指導者、ハメネイ師の意向に左右される部分が大きいため前途多難。核合意を立て直すには、交渉相手の米国の出方も焦点となり、米国大統領選挙が控える中、すぐに事態が動くことは考えにくいのが現状。一方、現在のイスラム体制が続くかぎり、イスラエルを敵視する姿勢が変わることは考えられない。また、そのイスラエルと敵対する中東各地の抵抗の枢軸と呼ばれる勢力への支援についても、最高指導者直轄の軍事精鋭部隊「革命防衛隊」が主導していることもあり、大きな変化はなさそう。
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