イランの最高指導者を選出する聖職者88人で構成された機関「専門家会議」。イラン中部のコムで4日、その専門家会議の入る建物が攻撃された。イスラエルメディアによると攻撃を実施したのはイスラエル軍で、指導者選定の手続きを妨害する狙いがあったという。ただイラン国営メディアは攻撃前に会議メンバーは避難済みだったと報じている。こうしたなか3日、アメリカのニューヨーク・タイムズは「イランでは次の最高指導者を選ぶ専門家会議の会合が開かれ、モジタバ師が最有力候補として浮上した」と報じた。現在56歳のモジタバ師。新たな最高指導者が誕生すればイラン革命を主導したホメイニ師、そのあとをついだハメネイ師に続く3代目。約37年ぶりの選出となる。イランの行政・立法・司法・軍事といった国政全般の最終決定権をにぎり、今後のイラン情勢に影響を与える最高指導者。ただ次期最高指導者がモジタバ師に決まるとアメリカにとって最悪の事態となる可能性もある。最高指導者直轄の軍事組織である「革命防衛隊」に若い頃から所属し、深いつながりを築いてきたモジタバ師。現在イランは革命防衛隊が中心となり反撃を続けている。トランプ大統領はその革命防衛隊を第一次政権でテロ組織に指名し、弱体化を狙い続けてきた背景がある。
