イトーヨーカ堂はことし2月までの1年間の決算が4年連続で最終赤字となるなど業績の不振が続いている。会社が去年3月に発表した2026年2月末までの新たな経営計画では33店舗を削減する方針を掲げていてこれまでに北海道と東北地方から撤退する方針などを明らかにし順次、閉店している。こうした中、新たに関東地方と愛知県の合わせて5店舗を閉鎖する方針を決めた。このうち関東では茨城県のイトーヨーカドー 龍ケ崎店、埼玉県川口市の西川口店、神奈川県川崎市の川崎港町店、千葉県市原市の姉崎店の4店舗。いずれも来年1月から2月ごろに閉店する予定。これで削減を計画していた33店舗すべてが決まった形となる。会社では今後、総菜の品ぞろえや品質を強化するなど食を軸にした成長戦略をさらに推し進めるとしている。