仙台市の老舗精肉店「肉のささき」。営んでいるのは結婚53年目幼馴染夫婦の佐々木宗男さんとアサ子さん。2人は幼い頃十分に食べられなかった肉への憧れから精肉店を目指したという。一番人気はワニの肉。しかし、販売のきっかけは生き残りのためだったという。50年前近所は精肉店が8軒ある激戦区だったという。約30年前には大型スーパーが次々と出店し売上が減少。そんな中で外国人野球選手がワニ肉を食べているということを話していたことからワニ肉の販売を開始。しかし、開始のときにはほとんど売れなかったという。そこで試食などを繰り返し、オーストラリア産や南アフリカ産のクロコダイルなら脂のノリがいいこと、さらに尻尾部分がフィレ肉で柔らかいということがわかったという。その後、客のリクエストに答えていくうちに肉のラインナップが増えていったという。現在売上の8割は珍肉だという。その結果、周囲の他店舗は閉店していったが、肉のささきは生き残りに成功。肉のささきで12月のおすすめを聞いた所。クリスマスにはチキンの代わりに台湾産のカエルの唐揚げ、年末に焼肉をするならオーストラリア産のカンガルーの焼肉がおすすめだという。