ニューヨークにはイラン系の移民も多く暮らしている。ブルックリンにある小さなバーでイランの酒「アラグ・サギ」を使ったカクテルが話題。ベースとなっているアラグ・サギはレーズンから作った蒸留酒。アラグ・サギをアメリカで初めて製造販売したのがイラン出身でそれぞれ2010年代に渡米した4人。イランには元々広く酒を飲む文化があったが、1979年にイラン・イスラム革命が起き、イスラム教の教えを厳格に適用した社会制度が築かれ、酒も禁じられた。4人は行政の許可を取り、2年前に蒸溜所の一角を借りてアラグ・サギを製造し始めた。使うのは酵母と水とレーズンだけ。試行錯誤を繰り返しながら伝統の味を追求した。イランでは一般的にジュースと混ぜて飲まれていた。バーでもニューヨークの人に親しみやすくするためカクテルにアレンジした。4人はこの酒がイランの豊かな文化を伝える存在になってくれればと願っている。
