イスラエルでは任期満了に伴う議会の総選挙が、来月27日に行われる予定で、与野党の動きが活発になっている。続投を目指すネタニヤフ首相は、今月中旬に自らが率いる右派政党リクードの集会に参加し、テロの首謀者たちを次々に攻撃しイスラエルを破滅から救った。イスラエル組織ハマスの奇襲攻撃を受け、推し進めた軍事作戦の成果をアピールした。しかし、野党勢力はハマスのよる奇襲攻撃を未然に防げなかった責任を追求する姿勢を強めている。現地のテレビ局であるチャンネル12が先週報じた世論調査では、リクードは選挙前と比べ3分の1余の議席を失う野党ヤシャルが第1党になる勢いだという。また、与野党の勢力が拮抗し、いずれも過半数に届かないとみられている。最大の焦点となっている、ネタニヤフ首相の政権維持は余談を許さない情勢。イスラエルでは、ユダヤ教の祭日が終わる来月上旬以降、選挙戦が本格化する見通しで、世論の動向が注目される。
