ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの教育現場を支援しようと、日本が100万冊余りの教科書を供与することになり、現地の学校で引き渡し式が行われた。教科書の供与は、ウクライナ側の要請を受ける形で日本政府がJICA(国際協力機構)を通じて行い、首都キーウ近郊で行われた引き渡し式には、両国の政府関係者などが出席した。およそ1万校を対象に、日本の小学5年生にあたる学年の児童が使う外国文学などの教科書100万冊余りが供与されるという。ウクライナ・リソビー教育科学相は、日本の支援に謝意を示した。ウクライナでは連日防空警報が出ていることから、子どもたちが安心して学べる環境の確保も課題となっている。