日経平均・日経平均先物など午前の終値を伝えた。平野さんは「ニューヨーク3指数とも小幅続伸、S&P500指数は連続して史上最高値を更新している。1月の住宅着工件数は136.6万戸と12月を下回ったが、建設許可件数は148.3万戸と1月の148.2万戸をわずかに上回った。FOMC議事要旨は『追加利下げの前にインフレ率が目標の2%に向かって鈍化するのを確認したい』というような内容だったが、サプライズを警戒した市場はどちらかと言えばこれを好感した。イギリスの1月の消費者物価指数は前年同月比プラス3%と予測のプラス2.8%を上回り、12月のプラス2.5%から加速した。これによりイングランド銀行が利下げに慎重になる可能性が高まり、欧州3指数はドイツDAXの1.79%安を筆頭に下落している」などと話した。また、大幅安となった日経平均については「きのうの日経平均は10時にこの日の高値の39,298円をつけたが、30分後にこの日の安値である38,994円をつけるなど不安定な動きだった。引けは150円安で25・75・200日移動平均線をそれぞれの乖離率をかろうじてプラスを維持したが、きょうは大きく下回っている。寄り前に出た対内証券売買契約・財務省ベース外国人動向は3,528億円の繰越だった。一時買いに転じると思われた外国人投資家もこのところ売り越しになっており、買い材料に乏しくなっている。外ではトランプ関税、うちでは日銀の利上げの可能性が高まって10年債利回りが一時1.44%と15年3か月ぶりの高水準にあり、円高もあって市場は買いの手が増えない。昨日発表の1月訪日外国人客数は前年度比40%増の378万1,200人と単月として過去最高を更新したが、2月の月例報告・景気の総合判断は『7か月連続で一部に足踏みが残るが緩やかに回復している』で、先行きについては引き続き『海外景気の下振れリスクに注意が必要』としている。しばらく下値探りの攻防戦が続きそう」と伝えた。きょうのトヨタの株価は2%を超える下落で大幅続落。関税懸念の他、EV生産の引き下げなども伝わり、嫌気されている。また、アメリカ株先物はこの時間は下落している。