米国の大手半導体メーカー「インテル」は、パットゲルシンガーCEOが1日付けで退任したことを明らかにした。AI向けの半導体の開発の出遅れで業績が低迷する中、新たな経営体制で立て直しを進めることになった。ゲルシンガー氏は2021年からインテルを率いてきたが、他社の製造を請け負う部門で苦戦が続いたことに加え、AI向けの半導体の開発に出遅れたことで業績が低迷し、ことし7月~9月までの決算では日本円で約2兆5000億円の最終赤字を計上していた。業績の低迷を受けて会社は従業員全体の15%にあたる約1万5000人の削減を打ち出したり、他社の半導体の製造を請け負う部門の分社化によって外部からの資金が調達しやすいようにしたりするなど構造改革を進めていた。