国際社会・日本の役割は。東京外国語大学教授・篠田英朗は「理論上はイラン系の勢力との勢力均衡を図らなければいけないが、それは非常に難易度が高いので、トルコないしは域外のマレーシア・インドネシアなど、レバノンにおける平和維持の活動のあるようなイスラム国の協力を得て大きな間口を作って勢力の維持を図っていくことが必要」、京都大学大学院教授・中西寛は「米国の次期政権がどちらになろうともこの事態を収集していくような形で日本が外交的動きをするという可能性はあると思う。日本にその能力があるかどうかは別問題」、慶應義塾大学教授・渡辺靖は「中国やロシアの影響力が増した中東地域が日本にもたらし得るリスクも十分に認識しておかなければいけない」等と話した。