きょうのテーマは「自立を目指すインド 新興産業の育成を加速」。インド政府は輸入に依存する経済構造を変えるため2014年にMake in Indiaという政策を発表。その後この動きをさらに進める形で2020年にSelf reliant Indiaという政策がスタート。今インドで急成長している分野の一つが半導体産業。インドで使われる半導体の7割程度が中国からの輸入に依存しており中国への依存を減らすためにインド政府はこの分野を重点的に支援している。他には再生可能エネルギー分野に関してグリーン水素の製造も注目されている。2021年に国家水素ミッションを発表し、2030年までにグリーン水素の年間生産量を500万トンにまで増やすことを目標としている。2021年に国家水素ミッションを発表し、2030年までにグリーン水素の年間生産量を500万トンにまで増やすことを目標としている。半導体分野では、インド国産半導体の盛り上がりに伴い、素材や製造装置の技術を持つ日本企業のビジネスチャンスになっている。再生可能エネルギーやグリーン水素分野では、日系大手商社やエネルギー企業など、日本企業がグリーン水素を引き取り手としてだけではなく、プロジェクト開発やオペレーションの知見を活用し、インドのプロジェクトに参画する取り組みが進められている。自立したインドを目指す上での課題として、今堀さんはインフラ整備と法制度の曖昧さを挙げた。