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「インフォスティーラー」 のテレビ露出情報

ネット証券を利用する80代の男性。先月、証券口座を乗っ取られ、わずか1日で3600万円あまりの試算が870万円ほどに減っていた。確認すると身に覚えのない株の売買が300回以上行われていた。ID・パスワードを盗まれ不正にログインされ勝手に取引されたとみられている。
なぜ証券口座を乗っ取られたのか。同じような被害に遭った女性に取引に使っていたパソコンを借り、調査会社に解析してもらった。するとフィッシングだったことがわかった。犯人の狙いは何なのか。証券会社によると株価の意図的な操作とみられる。犯人が保有していた安い株の銘柄を不正アクセスした口座で大量に買うことで、株価を上昇させる。こうした証券口座の不正取引はここ数ヶ月で急増している。株価操縦などの不正取引に詳しい深沢篤嗣弁護士は、犯人が見つかりにくくなるという意味で功名で悪質であるなどと述べていた。
パスワードの流出はAIが悪用されよりリスクが高まっている。今年3月に見つかった大阪・関西万博のチケット販売を語る偽のサイトは個人情報を盗み取るためのものと見られている。このサイトを分析すると、AIのツールを使って作られたであろうとみられている。トレンドマイクロの岡本勝之さんは、サイバー犯罪者側も自分たちの作業を効率化する方向でAIが使われていると説明した。生成AIでどれくらい自然な日本語が作れるのかを検証すると自然な表現になった。アメリカのセキュリティ会社によると日本を標的とした偽メールが急増している。かつてフィッシング詐欺に関与していたベトナム人の元ハッカー・ゴー・ミン・ヒューさんに話を聞くと「フィッシングは主に英語圏を標的にしていたが、生成AIの台頭で言葉の壁が消え一変した」「日本はハイテクでお金もあるがサイバーセキュリティーの意識が低くハッカーにとっては好都合になっている」などと語っていた。インフォスティーラーというコンピューターウイルスは、保存している個人情報がごっそりと抜き取られてしまう。被害に合わないために、メールのリンクは開かない、パスワードを入力する時は公式アプリ、ブックマークを使う、多要素認証の導入・設定が重要だという。

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