あすは韓国総選挙の投開票。現在、野党が議会で多数派となっていて、ねじれ解消が焦点の1つとなっている。今回の選挙のキーワードは「長ネギ」。尹錫悦大統領が特売品だったネギの価格を「合理的な値段」と発言し、「大統領は物の値段を知らない」と批判を浴びていた。長ネギは尹政権批判の象徴になった。中央選挙管理委員会は、投票所に長ネギを持ってきた人がいた場合「投票所の外に長ネギを保管した後、投票所を出入りするよう案内する」という通知を出した。その後は「政治的意思表現に使用する場合は禁止」と説明している。祖国革新党・チョ・グク元法相は、文在寅前大統領の最側近で、娘と息子を不正入学させた疑いで失脚していた。たまねぎの皮のように次々新たな疑惑がでてくることがら“たまねぎ男”と呼ばれていた。2審で懲役2年の実刑判決を上告中。今回、祖国革新党を立ち上げ比例代表のみの選挙戦を展開している。リアルメーターは比例政党として支持率30.3%で、10議席以上を獲得するとの予測もある。ねじれが解消されなかった場合、大統領のレームダック化も避けられないという。