韓国・ユンソンニョル大統領が記者会見。「歴史問題は障害物になりうる」としながらも今後も日本との関係改善を進めていく姿勢を強調した。先月、総選挙で与党が惨敗し、その政権運営も注目される中で対日関係を重視する姿勢に変化はないと示した形。また内政面では出生率が0.72まで落ち込み、歯止めがかからない状況に少子化対策に取り組む省庁を新設する意向などを示した。今回、ユン大統領が単独で記者会見を開くのは実に1年9か月ぶり。就任当初はぶら下がり会見も行っていたが一部のメディアの報道を問題視して突如中止に。先月、総選挙で与党が惨敗した原因としてユン大統領の独断的な政権運営が影響したという見方がある。ユン大統領はこのため、対応の変化を迫られていた。最近では最大野党共に民主党のイジェミョン代表とも就任後、初めて会談するなどしていてユン政権は対話重視の姿勢に転換している。