X・リンダヤッカリーノCEOインタビュー。Xを宣伝などに活用している日本企業の関係者を前に講演した。日本では毎月6800万人がアクセスし検索数や利用時間で世界一だという。ツイッターをイーロンマスク氏が買収したのが2022年。その後、社名をXに変更。サービスも一変させようとした。ただ、それに反発するように利用者の一部がXを離れた。旧ツイッターによく似たSNS、「Bluesky」の利用者は短期間で急増した。ヤッカリーノ氏は「つぶやき」から「動画ファースト」へと大きくかじを切るという。Xは今月、独自の生成AI「Grok2」を無償で開放しているが動画、AIにとどまらず、決済サービスなどあらゆる機能を一つのアプリに盛り込んだスーパーアプリを目指す。スーパーアプリの開発を進めるために今年開発拠点を米国以外では初めて日本に構えエンジニアの採用も始めている。一方、SNSについては使用方法をめぐり社会問題にもなっている。オーストラリアでは16歳未満のSNS使用を禁止する法律が成立。日本でも若者を中心に依存が問題化している。「解決にはプラットフォーム単独ではなく家庭、学校、政府、企業の連携が必要」とコメント。