きょう日経平均株価の終値は前の日から1000円近くの大幅下落となった。米国共和党の大統領候補に指名されたトランプ前大統領が米国メディアのインタビューで国内の製造業を守るためドル高の是正を目指す姿勢を強調。この発言が伝わり、今日の円相場は一時、1ドル155円台前半とおよそ1か月ぶりの円高ドル安水準に。トヨタ自動車が3.5%下落するなど幅広い輸出関連株の売りにつながった。また、17日のニューヨーク株式市場ではトランプ氏がTSMCの本拠地がある台湾の半導体産業を批判したことなどからハイテク株が大幅下落。この流れを受けて東京市場でも半導体業界の先行きの不透明感が強まり東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体銘柄がほぼ全面安になった。ただ、トランプ氏から批判を浴びる形になったTSMCは、6月までの3か月間の売上高が過去最高だったと発表。今年1年間の売上高の見通しも上方修正し好調ぶりを印象づけた。東京証券取引所、ウィスコンシン州の映像。ニッセイ基礎研究所・井出真吾主席研究員のコメント。