残り1か月の戦いとなった米国大統領選挙。激戦州の1つ、中西部ウィスコンシン州を訪問した共和党のトランプ前大統領。その両脇には犯罪を起こした不法移民だとする写真が並べられ、バイデン政権で移民政策を担ったハリス副大統領を激しく批判した。一方、民主党のハリス副大統領。激戦州の西部ネバダ州で経済政策について強く訴えた。今、選挙戦で両陣営が特に力を入れている激戦州は7州。なぜ、この7つの激戦州が選挙戦で特に重要だと言われるのか。過去の大統領選の結果からひもといていく。1992年以降の結果を地図で紹介。2000年代以降、州ごとに各党の支持基盤ができていった。前回2020年に接戦だった7つの州が、今回も接戦になると見られている。だからこそ今回、この7州をどちらの候補が取るのかが勝敗を分けるとみられており、激戦州として注目されている。では、その激戦州をどう制するのか。鍵を握ると言われているのが、スイングボーター。
激戦州の1つ東部ペンシルベニア州に住むスコットリチャードソンさんを紹介。ことしの春35年間、営業してきた店を閉めた。リチャードソンさんは2016年の大統領選挙でトランプ氏に投票。レストランの経営が好調な中、さらに社会によい変革をもたらしてくれると期待していた。しかし、次の2020年はバイデン氏に投票。コロナ禍でレストランの経営が厳しい状況に置かれ、トランプ氏への期待が失望に変わったから。今回の選挙ではハリス氏に投票しようと考えているが、最善の候補者ではないという。選挙のたびに投票先が揺れ動くスイングボーター。その心理について調査を行ってきた団体は、こうした有権者が7つの激戦州に合わせて60万人以上いると推計している。投票日まで残り1か月。スイングボーダーたちは、今なお投票先を選ぶ決め手を探っている。激戦州、南部ジョージア州のキャメロンルーウェレンさんは、3人の子どもを持つが失業中。現状からの変化を期待するルーウェレンさんは、常に投票先を見極めて判断することが大事だと話す。
激戦州の1つ東部ペンシルベニア州に住むスコットリチャードソンさんを紹介。ことしの春35年間、営業してきた店を閉めた。リチャードソンさんは2016年の大統領選挙でトランプ氏に投票。レストランの経営が好調な中、さらに社会によい変革をもたらしてくれると期待していた。しかし、次の2020年はバイデン氏に投票。コロナ禍でレストランの経営が厳しい状況に置かれ、トランプ氏への期待が失望に変わったから。今回の選挙ではハリス氏に投票しようと考えているが、最善の候補者ではないという。選挙のたびに投票先が揺れ動くスイングボーター。その心理について調査を行ってきた団体は、こうした有権者が7つの激戦州に合わせて60万人以上いると推計している。投票日まで残り1か月。スイングボーダーたちは、今なお投票先を選ぶ決め手を探っている。激戦州、南部ジョージア州のキャメロンルーウェレンさんは、3人の子どもを持つが失業中。現状からの変化を期待するルーウェレンさんは、常に投票先を見極めて判断することが大事だと話す。