2025年6月15日放送 18:00 - 18:55 日本テレビ

真相報道バンキシャ!
異例の1週間に?梅雨シーズン「暑さの危険」を独自検証

出演者
後呂有紗 桝太一 林田美学 石山アンジュ 松江英夫 
(オープニング)
一転 あすから気温上昇「梅雨の暑さ」

明日から全国各地で6月としては異例の暑さとなる見込み。梅雨のシーズンだからこそ注意するポイントもある。

オープニング

オープニング映像。

ゲスト紹介

ゲストは松江英夫(社会構想大学院大学教授。経産省、国交省、内閣府で委員を歴任)、石山アンジュ(シェアリンングエコノミー推進、社会起業家)。

(ニュース)
待望 大谷が2発「6月男」本領発揮へ

大谷翔平選手が第1打席、11試合ぶりのホームランを放った。さらに第4打席でもアーチを描き、メジャー通算250号に到達。例年、6月にホームランを量産する大谷選手。今年はきのうまで6月のホームランは1本にとどまっていた。大谷選手は「(二刀流について)試合に投げられるレベルには近づいているかな」と述べた。

直撃 梅雨入り一転 あすから異例の暑さ

東京・渋谷駅前の現在の様子。きょうは午前中雨が降り、蒸し暑い一日だった。現在の東京都心の温度は27.5度、湿度83%。この先、梅雨どきとしては異例の暑さになりそう。さいたま市、東京・銀座の今日の様子。群馬・伊勢崎市の氷の卸売業者を取材。氷の塊をカットしていた。暑さが増せば、飛び込みで氷を求められる可能性もあるという。埼玉・熊谷市で最高気温28.4度の日に熱中症患者が発生した。この日の平均湿度は75%。医師は高い湿度こそ警戒が必要と指摘する。埼玉慈恵病院・藤永剛副院長は「湿度が高いと汗が蒸発しにくい。湿度が高いと水分補給もおろそかになりにくい」と語った。気温と湿度が共に高いと体にどのような変化が起きるのか、福井県済生会病院・前野孝治医師立ち会いのもと検証。

警戒 高温多湿で大量の汗 熱中症リスク

気温と湿度が共に高いと体にどのような変化が起きるのか、福井県済生会病院・前野孝治医師立ち会いのもと検証。温度が低いと汗をかいても蒸発しやすく、熱が逃げて体の表面温度は下がる。しかし、温度が高いと汗が蒸発しにくい状態になり、体内に熱がこもる。つまり、温度と湿度がともに高いほど熱中症になる危険性が高い。福井県済生会病院・前野孝治医師が「しっかり水分補給をする。油断するといけない」と述べた。

異例 梅雨に危険な暑さも?2つの予想/対策 危険な暑さと熱中症 今夏も警戒

今後の暑さについて気象予報士・伊藤宏幸が解説。気象予報士・伊藤宏幸は「しばらく熱い空気が居座りそう。火曜日は関東の内陸は場所によっては38度くらいで危険な暑さになりそう。蒸し暑くなるので熱中症の危険が高まりそう。気象庁からも高温に関する情報が出されている。熱中症のサインはめまい、顔のほてり、筋肉のけいれん、筋肉痛など」と述べた。石山アンジュが「企業の対応も必要」、松江英夫が「働く人の健康を守ることは死活問題」と述べた。

分断 念願ついに?軍事パレード批判も

日本時間の今朝、アメリカの首都ワシントンで34年ぶりとなる軍事パレードが行われた。大きな盛り上がりを見せた一方、「独裁者のパレードだ」など批判する声も上がっている。かかった費用は最大65億円。大規模軍事パレードの開催は、トランプ大統領の念願だった。きっかけは8年前にパリで行われたフランス軍のパレード。「自分も軍事パレードをしたい」と口にしていたが、莫大な費用などを理由に実現しなかった。それから8年。”歯止め役不在”と言われる政権で叶えた。全米各地で“軍を私物化している”と抗議の声が上がった。14日に行われた反トランプでもは全米で約2000ヵ所。パレードの舞台となったのはホワイトハウスの前の大通り約1.4km。パレードの準備段階から当日の様子を紹介。アメリカの安全保障に詳しい明海大学・小谷哲男教授は「パレードをやることがトランプカラーだったが、フタを開けてみればそれほど派手なものではなかった」と述べた。パレードでは最新兵器のお披露目はなく、歴史の振り返りだったという。

直面 LA「外出禁止令」夜の街が一変

アメリカ・ロサンゼルスの大谷翔平選手の巨大壁画の向かいにあるバーを取材。外出禁止令が出ていたため、18時で閉店となった。トランプ政権が進める不法移民の一斉摘発。反発したデモ隊と警察が衝突。トランプ大統領は、州知事の同意が必要なはずの州兵を一方的に派遣。ロサンゼルス市は混乱を避けるため、夜8時以降、一部地区を外出禁止とした。ロサンゼルスでは破壊や略奪が相次いだ。ドジャースタジアムは夜間外出禁止令のエリア外だが、リトルトーキョーはエリア内にある。多くの店舗が板を貼るなど備えていた。被害を受けた日本人が経営する和食店店主は「まわりに迷惑をかける行為は絶対に避けてもらいたい」と述べた。外出禁止令のエリアを取材。

激化 深まる対立も トランプ氏の狙いは

夜間外出禁止となったアメリカ・ロサンゼルスの日本人街を取材。エリア内にあるホテルの屋上から街を見てみると、警察車両が多く走っていた。きのうからは海兵隊も配備された。トランプ大統領の狙いは何なのか。明海大学・小谷哲男教授は「民主党が強いカリフォルニア州でようやく大規模なデモが起こってくれたと。まさに待っていたと思う」と語った。もともと移民に寛容なカリフォルニア州で混乱が起きることを、トランプ大統領は待ち望んでいたと指摘する。

最新 LA「外出禁止令」夜の街は閑散

アメリカ・ロサンゼルス中心部にある連邦政府ビルの前から中継。午後8時以降、一部エリアに外出禁止令が出されていて、メディアやエリア内に住む人など以外は立ち入ることが許されていない。大規模抗議デモは14日、「ノー・キングス(王様はいらない)」をスローガンに行われた。ロサンゼルスでは抗議デモに2万人以上が参加、「トランプ大統領の辞任」などを訴え行進した。一部の人が暴徒化し、当局が催涙弾を投げ込むなど衝突も起きた。大規模抗議デモは軍事パレードのタイミングに合わせ、全米約2000ヵ所で行われた。ユタ州ソルトレークシティーでは抗議デモ中に銃撃事件が発生し1人が重体。

対立 進む「分断」アメリカ社会の行方

アメリカの混乱について、松江英夫は「根本には経済的格差がある。移民も本来ならアメリカの経済を支える原動力の一つのはずだったが、職を奪われる、治安を悪くすると敵害視する見方が広がっている」、石山アンジュは「デモ事態は一つの選択肢だと思うが、激化する背景はSNSの影響が大きいと思う。本来G7サミットは多国間の協調の場であり理念を共有する場。意義ある場になってほしい」と語った。

(最新のニュース)
攻撃の応酬続き紛争拡大の懸念高まる

ロイター通信によるとイランは15日にかけて、イスラエル各地に新たなミサイル攻撃を行った。テルアビブ南部の都市では、8階建ての建物に着弾し、少なくとも4人が死亡、100人以上がけがをした。また、行方が分からない人の捜索を行っているという。イスラエル全土では15日の朝まで複数の攻撃により少なくとも7人が死亡、140人以上がけがをしたという。イスラエル軍は15日「イランの核兵器計画に関する施設への大規模な攻撃を完了した」と発表。イスラエル軍はイラン国防省や防衛技術研究機構の本部などを標的にしたとしている。イランの国営メディアはテヘラン近郊の石油精製施設で5日、攻撃による火災が発生したと報じた。こうした状況を受け、イラン・アラグチ外相はきょう夕方会見を行い、イスラエルの攻撃は「自衛」に基づいていると主張した(ロイター通信より)。また、イスラエルの攻撃はアメリカの承認と支障なしには決して起こらなかっただろうとの見方を示している。

(エンディング)
注目の予定ニュース

16日、G7サミットに向け石破首相がカナダ到着。18日、5月の訪日外国人数発表。19日から天皇皇后両陛下が広島を訪問。

訪問 天皇皇后両陛下 広島で戦没者慰霊へ

注目の予定ニュースについて。石山アンジュが「平和記念資料館を訪れる外国人観光客が増えていた。(天皇皇后両陛下の)訪問は被爆国として大きなメッセージになるのでは」、松江英夫が「G7。日本が架け橋としての存在感を示す場にしてほしい」と述べた。石破総理はこの後、羽田空港を出発する予定。

エンディング

エンディング映像。

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