配車アプリの世界最大手・ウーバーテクノロジーズの幹部が、テレビ東京のインタビューに応じた。ウーバーテクノロジーズがアメリカで実際に運行している自動運転の無人タクシー事業の責任者、ウーバーテクノロジーズ・アンドリュー・マクドナルド上級副社長は、自動運転の開発企業との連携を広げると強調し、「すでに14の開発企業と連携し、タクシーの運行はフェニックス(アリゾナ州)、オースティン(テキサス州)、アトランタ(ジョージア州)、アブダビ(UAE(アラブ首長国連邦))の4都市に広がる。より多くの国でパートナーを増やしたい」と述べた。巨額の費用が掛かる車両開発は外部にまかせ、自らは配車アプリを通じたサービスエリアの拡大に注力する戦略。マクドナルド上級副社長は「ウーバーは世界70カ国以上にアプリを展開。開発企業が無人タクシーを作れば、アプリを通じてすぐ市場に投入できる」と述べた。アメリカ・テキサス州では車両の点検や充電を行う拠点を新設し、運行、整備を一貫して担える体制も整えた。無人タクシーの開発はアメリカ・アルファベット傘下のウェイモが先行。新たに参入しようとしているテスラは、運転席のない自動運転車「サイバーキャブ」を来年に生産開始すると発表。マクドナルド上級副社長は「うまくいけばいつかパートナーに加えることができる」と語った。テスラとの連携を狙うウーバーテクノロジーズは、日本への無人タクシーの展開にも意欲を見せた。ウーバーテクノロジーズ・アンドリューマクドナルド上級副社長は「日本も無人タクシーを投入したい市場だ。日本には世界有数の自動車メーカーがある。彼らが築いてきた安全性や品質は自動運転車に適している。近い将来、日本に行き、エキサイティングな発表がしたい」と述べた。
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