空調服の従業員数は25人、今や年商80億円を叩き出す。市ヶ谷会長とのツーショットのお相手はSONY創業者の一人、井深大氏。独立前はSONYに勤務。井深氏とは発明を通じて馬があったという。1991年にSONYを退社。創業5年で売り上げが5億円、順調に売り上げを伸ばしていた。2000年代に近づくと液晶テレビの時代へ。測定器の売り込みでアジアへ。これ以上エアコンが増えれば地球温暖化に拍車がかかるに違いないと思い出した市ヶ谷はある日、社員にとんでもない思いつきを指示する。犬小屋を2つ買ってこい。気化熱で家を冷やす実験のためだった。人間だけ冷やした方が効率がいいと気付く。1999年試作品1号機が完成。実際の試作品を紹介。タンクに水を入れた水を服に散布。小さなファンで乾かし、気化熱で体温を下げるというものだった。空冷式に変更するが、服が引っ付き風路がなくなってしまう問題が発生。この問題は約半年を費やす。
