- 出演者
- 宮根誠司 藤本万梨乃 山之内すず 高橋弘樹
Mr.サンデーが独自入手した1枚の写真。コロッケを前に笑顔で立っているのは、静岡県伊東市の田久保眞紀市長。写真が撮られたのはおととい市役所を退庁した後。この日行われた百条委員会では、田久保市長に対する刑事告発を全会一致で決定したのだが、市長は百条委員会の終了を待たず退庁すると、自身の支援者が経営する市内のカフェに向かったという。そこで撮影されたのがこの写真。いよいよあすは運命の日。果たして田久保市長の決断は。きのう異例の土曜開催となった伊東市の議会運営委員会。田久保市長に対する不信任決議案があすの定例会に提出され採決される見通し。委員会は全会一致で提出に賛同。不信任決議案は可決される見通しで、その場合、田久保市長は10日以内に議会を解散するか、失職しなければならない。不信任案についてこれまえ唯一態度を保留していたという重岡秀子市議は「クリーンな政治を目指すためには、(田久保市長が)自分にかけられた疑問についても、もっとクリアな説明責任が必要だったと実感した」と話す。定例会見が行われたおとといも、実は定例会見に先立ち「発表項目以外の質問には答えない」と、疑惑についての質問を拒否する意向を表明した市長に対し、報道陣からは「誠実に取材に答えるよう」異例の要請が行われた。質問に答えず足早に退席した。あす可決される見通しの不信任案。次の焦点は解散か失職か。
オープニング映像。
オープニングトークと出演者の挨拶。
東海から関東にかけて猛暑となったきょう、名古屋市では全国最高となる40℃を観測した。夏恒例の祭りを取材すると、災害級の暑さによる異例の事態が起きていた。旗の持ち手で火傷したという男性は、テーピングで応急処置をし振り続ける。祭りの運営側は、熱中症の対応に追われていた。医師や看護師、救命救急士などで構成されたメディカルチームが奔走。その先には熱中症とみられる女性がいた。意識を失い全身の力が抜けているのか、女性1人を男性4人がかりで救助。昨日も三重県桑名市や埼玉県鳩山町など全国4地点で40℃を超える災害級の暑さとなった。その一方で、あえてさらなるアツさを求める人たちも。ここはサウナ愛好家の間で聖地とされる神奈川県厚木市の湯之泉・東名厚木健康センター。28年の歴史に幕を閉じるというきょう、早朝からできた200人を超える行列は4階まで続いていた。ただでさえ暑い中、集まった人たちのお目当ては名物の爆風ロウリュ。ブロワーで一気に熱風を送ると、サウナ内の温度は100℃近くになった。一方、きのう最高気温40.3℃を観測したのが埼玉県中部にある鳩山町。今月5日には国内で歴代2位の41.4℃を記録し、今月だけでもその日の全国最高気温を最多の6回記録。今年最も暑い町となっている。「観測所の環境が影響しているのでは」と町民の一部で話題になっているという。一般的な気象観測所「アメダス」の気温計は地上1.5m程の高さに設置。地面には芝生を植え、照り返しを抑えるなど基準があるという。熊谷地方気象台に問い合わせると、「そちら(鳩山町の観測所の環境)でも観測に影響はないということは確認されております」と話した。ならば、暑さの理由は何なのか。東京都心の暖められた空気が海からの風によって関東平野の内陸部を暖めている可能性があって、さらに今年は太平洋高気圧の影響で中部山岳地帯を越えてくる暖気流が、鳩山町を含む関東平野西側に高温をもたらしているのではないかという。
まだまだ続く酷暑についてスタジオトーク。あすからの1週間だが、最高気温は関東から西を中心に35℃以上、名古屋では38℃など、9月としては記録的な暑さになるところもありそう。また、東京は週なかごろに少し暑さが落ち着くが、日曜日には猛暑日が復活。9月もしばらく厳しい残暑が続く。
自民党総裁選の前倒し論が本格化する中、会食嫌いの石破総理サイドがわざわざセッティングしたある会食に注目。その舞台裏を取材すると、石破総理の胸の内が見えてきた。参議院選挙大敗の責任をめぐり、進退を問う声が強まる中、石破総理が頼ったのは小泉純一郎元総理ら、元自民党の重鎮だった。2時間47分の異例の会食。その知られざる内幕とは。
今月24日午後5時前、都内のホテルでカメラが捉えたのは、小泉純一郎元総理。この日、石破総理サイドの呼びかけで行われた会食には、小泉元総理、山崎元自民党副総裁、武部元幹事長、赤沢経済再生担当大臣の5人が同席した。歴代の総理と比べ、極端に会食が少ないという石破総理。政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、異例の会食の狙いについて「(小泉元総理らと)会っていることを見せることに意義がある」と話す。自民党内で石破おろしは本格化している。石破政権の副大臣らからも、辞任覚悟の総裁選の前倒し要求が噴出。田崎氏によると、小泉元総理らとの会食にはこうした動きをけん制する狙いがあるという。異例の会食で一体何が語られたのか。Mr.サンデーの取材に応じたのは元自民党副総裁の山崎拓氏。異例の会食をとりもったキーパーソンがその内幕を語ってくれた。会食の10日前、福岡で暮らす山崎氏に赤沢亮正経済再生担当大臣から連絡があったという。石破総理の腹心として日米関税交渉で多忙を極める赤沢大臣の突然の来訪。そして頼まれたというのが小泉元総理を交えた会食のセッティングだったという。その10日後、約束の10分前に日本料理店に到着したという山崎氏。するとそこには、石破総理が一番に店に到着し末席に座っていた。最後に到着した小泉元総理が上座の真ん中に座り、その両脇に山崎氏と武部氏、下座側に石破総理と赤沢大寺院が着席。会食は日本酒を酌み交わしながら和やかな雰囲気で始まったという。実はこのメンバーでの会食は初めてではない。去年5月14日、石破総理はまだ総裁選に立つのか迷っていたため、小泉元総理は総理総裁になる心構えというのを説教風で石破総理に話したという。23年前、石破氏を初入閣させた当時の小泉総理。去年、総裁選への出馬を迷っていた石破氏に、アドバイスを送りこれが出馬のキッカケとなったという。それから1年余、総理総裁として窮地に立つ石破氏との間で、どんなやりとりが繰り広げられたのか。
この日、話題の中心となったのは今後の進退について。小泉元総理の激励に無言で耳を傾けていたという石破総理だが、ある一言で和やかな空気が凍りついたという。なぜか進次郎という名前に微妙な表情をみせたという小泉元総理。気まずい空気の中、必死で話題を変えたという山崎拓元自民党副総裁。政治ジャーナリストの後藤謙次氏は、石破総理が進次郎氏の名前を挙げたのには狙いがあったのではと推察する。「小泉さんが出ることが今の総裁選の前倒しを巡る議論にも相当な影響を与える。もちろんこの局面では(総裁選に)出ないでほしい。それをお父さんの口から聞いてみたいと、その思いは非常に強かったと思いますね」と話す。そんな微妙なやりとりの中、届いたのは内閣支持率の上昇を伝える大手新聞社の世論調査。意外な世論の動きに石破総理は笑顔を見せたという。そしてこの日、小泉元総理が石破総理に最も熱く語ったというのが「郵政解散」の体験談。当時、郵政民営化に反対する自民党議員を抵抗勢力と呼ぶと、衆議院を解散。「自民党をぶっ壊す」というスローガンのもと、抵抗勢力の公認を取り消し刺客候補を放つと、世論の強い支持を受け衆院選を圧勝した。解散総選挙のヒントとは何を意味するのか。石破おろしをめぐり揺れる自民党。
政治ジャーナリスト・田崎史郎さんに話を聞く。石破総理の会食はカメラにとらせることに意味がある。自分は小泉元総理に理解してもらっていると示そうとした。自民党総裁選前倒しを巡る日程を紹介。27日までに自民党国会議員295人に対しFNNがアンケートを行った結果だが、前倒しを要求する議員が68人、3割の92人が態度保留となっている。9月2日に両院議員総会があって、そこで総括が出されて森山幹事長の進退も決断するかわからない。
神戸市のマンションで女性が殺害された事件。Mr.サンデーは新たに入手した映像を含め、防犯カメラ映像を徹底検証。カメラが捉えたのは容疑者の異様な行動と、被害女性に狙いを定めた決定的瞬間だった。
神戸市内のいつもと変わらない月曜日の通勤風景。だが、この中に容疑者とみられる男の姿が映っていた。前を歩くのは殺害されたとみられる女性で、その距離は約6m。そのわずか約30秒後、距離は3mまで縮まっていた。容疑者が女性に狙いを定めた直後とみられる映像に加え、Mr.サンデーは被害者の勤務先周辺の防犯カメラ映像を独自に入手し分析。男の異様な行動の全容が見えてきた。女性に狙いを定めたとみられる18日の朝から約8時間後、カメラが捉えていたのは女性の勤務先前を歩く容疑者とみられる男。金髪混じりの頭が特徴的。その25分後、再び現れた。女性が退勤するのを待っていたのか。午後7時25分、映像には退勤後、1人で元町駅方向に向かう被害女性とみられる姿があった。だがその後を追う容疑者の姿はない。事件前日の朝、容疑者とみられる人物は再び女性の勤務先のビル前まで来ると、入口付近を見てそのまま通り過ぎた。この日の夕方、大胆な行動に出る。一度立ち去るが数分後再び現れる。この日も女性を見つけることができなかったのか、帰宅時に尾行する様子はなかった。連日女性の職場近くをうろついていた容疑者、これは何を意味するのか。新潟青陵大学大学院・碓井教授はその行為自体が容疑者にとっては楽しかったんだろうなと。それだけでは我慢できない。自分の欲望をコントロールすることができない状態になっていたと分析。そして容疑者の行動がエスカレートしていく。
事件当日、容疑者はついに行動に出る。男の手にはリュックが握られていた。女性が勤務するビルへ、その直後、女性の後を追う容疑者が捉えられていた。その後2人は電車に乗ったと思われる。女性の勤務先から900mほど離れた神戸三宮駅では2人の姿を防犯カメラが捉えられていた。事件が起きたのはこの約8分後のことだった。容疑者は約50分に及ぶ追跡の末、女性は自宅マンションで襲われる。容疑者は17日から休暇、神戸市内のホテルに滞在。事件3日前、警察によると、別の20代女性の後をつけ、オートロックをすり抜ける行為に及んでいたという。この時は事件に発展することはなかった。翌朝、容疑者は再び物色を始め、駅前で偶然見かけた女性に1分足らずで狙いを定めた可能性が高い。容疑者は殺意を否認、動機は明らかになっていない。
山之内すずさんは、防犯カメラを見るかぎりけっこう人通りが多い場所。どう防げばいいのか。高橋弘樹さんは個人でどう身を守るか知りたいなどと話した。
大阪・関西万博でスタッフが着ていたのが「空調服」。異常な暑さと共にそこかしこで見かけるようになった。開発をしたのは株式会社空調服。空調服に関わる取得済み特許件数は72件。倒産寸前に追い込まれながら執念で勝ち取った汗と涙の物語があった。
空調服の従業員数は25人、今や年商80億円を叩き出す。市ヶ谷会長とのツーショットのお相手はSONY創業者の一人、井深大氏。独立前はSONYに勤務。井深氏とは発明を通じて馬があったという。1991年にSONYを退社。創業5年で売り上げが5億円、順調に売り上げを伸ばしていた。2000年代に近づくと液晶テレビの時代へ。測定器の売り込みでアジアへ。これ以上エアコンが増えれば地球温暖化に拍車がかかるに違いないと思い出した市ヶ谷はある日、社員にとんでもない思いつきを指示する。犬小屋を2つ買ってこい。気化熱で家を冷やす実験のためだった。人間だけ冷やした方が効率がいいと気付く。1999年試作品1号機が完成。実際の試作品を紹介。タンクに水を入れた水を服に散布。小さなファンで乾かし、気化熱で体温を下げるというものだった。空冷式に変更するが、服が引っ付き風路がなくなってしまう問題が発生。この問題は約半年を費やす。
2人が見つけたコロンブスのたまごは、ファンを逆にすること。ファンから外気を取り込み、汗が蒸発するときの気化熱で体を冷やす。2004年、大型のファン付き試作品が完成する。その効果に一番驚いていたのは胡桃澤さんだった。2004年、世界初の空調服を発売。ところが、当時としては奇抜、反応は冷ややかだった。やがて会社の預金が底をつき始める。全力でサポートしたのは妻だった。修理依頼と感謝の手紙が届く、空調服の口コミが徐々に広まる。発売当初から導入していた大和軌道製造・山田常務は体力の消耗が少ないと語る。空調服の未来を目指し開発と向かい合う。市ヶ谷会長は体と空調服自体がいわば室内機と室外機の関係。エアコンどころじゃなくてものすごく理想的になるとコメント。
高橋弘樹さんは、これ天才。山之内すずさんはよかったここまでこれてなどと話した。
イチロー率いる元メジャーリーガーたちが高校野球女子選抜と対戦。松井秀喜さんがスリーランホームラン。 イチローさんも第5打席で初ヒット。ピッチャーとしては一人で投げきり完封勝利。
全国の気象情報を伝えた。
9月4日、藤井聡太王座vs伊藤匠叡王「王座戦」五番勝負第1局。藤井七冠が取材に応じる予定。9月6日、秋篠宮家の長男・悠仁さま成年式。