- 出演者
- 宮根誠司 藤本万梨乃 石田健 武藤十夢
きのう午後7時半ごろ、静岡市駿河区にある公民館で会合に参加していた自治会連合会会長の男性が、突然乱入してきた男に刃物で背中や腹部を刺され死亡した。この日公民館には約60人が集まり、夏祭りの盆踊りなどについて話し合っていたという。会合が終わりに差し掛かったころ、近所に住む50代の男が突然部屋に入ってきた。サバイバルナイフのようなものを数本持っていたという男は後方のドアから部屋に入ると、後ろの方に座っていた会長の男性のもとへまっすぐ向かい背中を刺した後、逃げようとした男性を追いかけて腹部を刺した。出席者はとっさに男を確保し、机や椅子でバリケードを作り男を部屋の隅に閉じ込めたという。捜査関係者によると、男は会長の男性に狙いを定めて犯行に及んだとみられている。犯行後男は自ら首を切り病院に搬送されたが、警察は男の回復を待って事情を聞く方針。
きのう殺人未遂の容疑で逮捕された容疑者は、東京都江戸川区の住宅で女性2人の頭などを鉄製のハンマーで殴り、殺害しようとしたとみられている。男は呼び鈴に応え玄関に出てきた70代女性の頭をハンマーで殴打し、その後室内に押し入り50代女性にも襲いかかったとみられている。襲われた2人は命に別条はないものの、頭蓋骨骨折などの重傷を負った。2人はこの家の住民の親族で、具合が悪く2階で休んでいた20代の女性の様子を見に来ていたという。襲われた70代女性は、男が20代女性の名前を出したため玄関のドアを開けたとみられている。容疑者は取り調べに対し「全く身に覚えはない」と供述し、容疑を否認している。警察によるとこれまでに被害者や20代女性との間にトラブルなどは確認されていないという一方、自宅からは自殺をほのめかすメモがみつかっている。容疑者が何かをきっかけに自暴自棄になり、犯行に及んだ可能性もあるとみて調べている。
全国で記録的猛暑が続く中、小泉進次郎農水相が雨不足による渇水で苦しむ新潟県内のダムやため池を視察した。全国的に雨不足が深刻さを増し、島根県の斐伊川では一部で水が消え、鳥取県の日野川でも地面が見えるほど干からびていた。全国的にダムの水位低下が急速に進んでおり、特に深刻な水不足が起きている新潟県上越市の正善寺ダムでは上流で底が見えてしまっていた。去年7月の貯水率は約96%だったが、現在は約11%。今年4月に別のダムから水を引く配管が破断し、それを補う形で正善寺ダムの供給量が増えたところに雨不足が追い打ちをかけた。上越市内49カ所に設置された給水スポットでは、猛暑の中ポリタンクを抱えた多くの人が水を求め行列を作っていた。市では半数以上の世帯に40%以上の節水を呼びかけていて、その量は1日あたり約200Lにもなるという。市内のそば店では節水のため冷たい麺の販売を中止し、猛暑の中客全員が熱いそばを食べるという異様な光景に。夏休みで子どもたちが楽しみにしていたプールは先月28日から閉鎖され、再開の目処は立っていない。市内の田んぼでは、干上がった地面に大きなひび割れができていた。この地域では7月に平年約200ミリmmの雨が降るが、今年はわずか0.5mmに留まっている。
ある調査によると、ダイエット経験がある女性は実に8割以上に及んでいる(森下仁丹調べ)。そんな今減量目的で広まり続け、物議を醸している薬があった。一部の美容クリニックの広告には「無理なく痩せるマンジャロ」「マンジャロでダイエット革命」の文字が踊り、SNS上では「マンジャロで痩せた」との投稿が溢れている。しかしマンジャロは本来2型糖尿病の治療薬で、血糖値のコントロールが必要な糖尿病患者に使用されているもの。血糖値を下げる働きをするホルモンは脳の満腹中枢を刺激し食欲を抑えるとともに、食べたものの排出速度を遅らせ満腹感が持続するとされている。つまりマンジャロを使用すると満腹を感じるとともに食欲が抑えられるため、「痩せ薬」として広まっている。厚労省は糖尿病でない人が使うのは安全性が確認されておらず、副作用の恐れがあるため不適切な使用を避けるよう警鐘を鳴らしている。実際SNSでは、副作用を訴える声が散見される。それでも使用を継続する人は、「一回痩せると戻るのが怖い」などと語った。日本人の体重をめぐっては、イギリスの医学雑誌で衝撃の発表が。低体重の女性の割合が多い上位10か国に、貧困国とも言われる国々と並んで日本がランクインしている(WHO調べ)。身長160cmで体重43kgの女性は、副作用による命の危険を経験しながらもマンジャロの使用を続けている。ある利用者はクリニックに出向かず、オンライン診療で薬を入手していた。
オープニング映像が流れ、出演者が挨拶をした。ダイエット薬として不適切に使用されている、糖尿病治療薬「マンジャロ」。危険な副作用と、それでも打ちたい女性たちの本音を取材した。
マンジャロでダイエットをしている女性が薬を入手する先は、オンライン診療だった。医師はマンジャロの量を増やすことを「ステップアップ」と表現し、診療はわずか約3分で終了した。本来糖尿病治療薬であるマンジャロは、肥満度を示すBMI値が23未満の人に処方することは推奨されていない。だがBMI値を算出する身長と体重は自己申告で入力するだけで、医師に確認されることはなかった。医師がマンジャロを処方すること自体は違法ではないものの、保険適用外のため全額自己負担となる。女性はマンジャロで14kgも体重を減らすことに成功したが、気持ち悪い状態が続くなどの副作用に耐えているという。女性はマンジャロを腹部に打った後、そこから2日間はゆで卵を1日1個口にするのみだった。吐き気に加え倦怠感や便秘、肌荒れの症状が出ることもあるという。
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マンジャロを打って4日後、ようやく体調が戻ってきたという女性が体重計に乗ると2kg落ちていた。翌週にはまたマンジャロを打ち副作用と戦う日常が待っているが、痩せることが生活のモチベーションだという。一方で糖尿病治療などが専門のクリニックでは、最近マンジャロによる体調不良の患者が後を絶たないという。中野駅前内科クリニックの大庭健史院長によれば、利益優先で高用量のマンジャロを処方する医師もいるという。また副作用は痩せている人ほど強く出るというが、膵炎を起こしたケースもあり命の危険につながることもある。ある女性はマンジャロで痩せることができたが止めた途端にリバウンドし、再び打ち始めたという。
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2型糖尿病治療薬「マンジャロ」は、副作用があっても痩せるために不適切に使われ続けている。その理由を使用歴のある女性たちが赤裸々に語った。
痩せるためにマンジャロの使用を止められない女性たちによると、「困った時に助けてくれる手軽なお守り」、「頭痛薬のような存在」、「一度使うと手放せない」などの声が聞かれた。マンジャロが開発されたのは3年前のアメリカで、そこには日本とは違う事情があった。現地メディアによると、ハリウッドの大女優・ウーピー・ゴールドバーグがマンジャロで激痩せ。さらにイーロン・マスクも同様の成分が入った薬で減量に成功したことで、一気に広まったという。肥満医療協会前会長のリディア・アレクサンダー医師は「アメリカの成人の8人に1人が“痩せ薬”を使ったことがあるというデータもある」などと語った。マンジャロを開発した製薬会社の株価は薬の爆発的な広がりと共に急上昇し、3年で時価総額が約3倍に跳ね上がった。去年6月には巨大な製造工場を作り、薬を増産し始めた。人口の約4割が肥満だといわれる肥満大国アメリカにとって、マンジャロは画期的な薬として認知されていた。痩せて健康になる目的で使われているアメリカに対し、日本は「痩せてキレイになる」ために使われている。アレクサンダー医師は「見た目のために痩せることばかりを気にして、栄養や運動、健康に目を向けなくなるのは大きな問題」などと語った。、
ダイエット薬として不適切に使用されている糖尿病治療薬「マンジャロ」の実物をスタジオで紹介。薬剤の量が最も少ない2.5mgが、1か月分4本で約2万円。肥満の治療薬としては承認されていないため、ダイエット目的で使用する場合は自由診療となり保険適用外となる。武藤十夢は「知っていた。知り合いにやっている人はいないが、気になるという人はいる」などとコメント。藤本万梨乃は「SNSでよく目にする。病院で『メディカルダイエット』というチラシが貼られ、マンジャロが紹介されているのを見たことがある」などと語った。石田健は「アメリカでは生活習慣病や肥満との戦いといった側面で注目を集め、株価も上がった。日本ではそういった文脈は一切無視されている。オンライン診療でほとんど説明もないまま出せるということに対し、政府や当局によるある程度の規制が必要」などと語った。マンジャロを使用する女性たちからは「気持ち悪くて食品サンプルを見るだけで吐きそう」、「食欲が抑えられて食費が浮く」、「やめたら一瞬でリバウンドする」などの声が聞かれた。
体重40kg台なのに、新たにマンジャロを始めた女性は「韓国アイドルとか細くてキレイ。『スペック120』ないと人権ない」などと語った。今女性たちが目指す「スペック120」とは。
今年4月、日本肥満学会が日本人女性の「痩せすぎ問題」に警鐘を鳴らした。イギリスの医学雑誌が発表した「成人女性の低体重率」上位10か国に、日本は名を連ねていた(WHO調べ)。そんな中でも、マンジャロでさらに痩せようという女性が少なくない。ある20代の女性は4年前まで体型にコンプレックスを抱え、当時の写真は消してしまったという。4年間ジムに通ってダイエットし、今年5月には当時より18kgも減量した。この時点で肥満度を示すBMIは痩せ型の低体重だったが、もっと痩せたいと6月下旬からマンジャロを開始した。すると2週間が過ぎたある日マンジャロを打つことで食欲が失せ、2日間食事をとらなかった女性の体は限界に達し駅で倒れた。しかし今もなおサプリメントなどで栄養補給しながら、女性はマンジャロを続行している。女性は身長から120引いた数値に体重が収まっていることをいう「スペック120」を目指している。医師によれば「スペック120」はかなり無謀な数字だというのだが、女性は「韓国アイドルとか細くてキレイ。『スペック120』ないと人権ない」などと語った。SNSではインフルエンサーを中心に、まるで勝ち組のように「スペック120」であると打ち出す表示が氾濫している。リスクがあっても、少なくない金をかけても「さらに痩せたい」。女性は「キレイになるのだったら栄養不足は仕方ない。世の中が『細いは正義』」などと語った。
「スペック120」は、身長から120を引いた数が理想の体重とされるもの。石田健は「こういう風潮自体は止められない。アイドルやインフルエンサーをマネジメントする事務所が、そうではない発信をしてくれと訴えることが一つ。もう一つは広告の規制の問題」などとコメントした。厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、戦後食料難が続く1946年の日本人の1日の平均摂取カロリーは1903kcal。その後2200kcalを超えたものの2023年は1877kcal、20代女性に限ると1630kcalと戦後すぐと比べて摂取カロリーが下回っている。宮根誠司は「今でも副作用があるのに、歳を取ったら色々出てくる。やめておこうと言いたい」などとコメントした。
殺人未遂の疑いで男が逮捕された。東京・江戸川区の住宅で70代と50代の女性2人の頭などを鉄製のハンマーで殴りつけ殺害しようとした疑い。警察の防犯カメラ捜査で浮上。事件直前に同じ特徴の人物の姿の映像を独自に入手。近所の住民によると、当時具合が悪く2階で休んでいた20代女性の様子を親族2人が見に来て。呼び鈴が鳴ったためインターホン越しに対応、20代女性の名前を告げたため、玄関を開けたところ、容疑者は突然鉄製のハンマーで複数回殴打。犯行時間は約3分。襲われた2人は頭蓋骨骨折などの重傷を負う。調べに対し、全く身に覚えありませんと容疑を否認している。警視庁によると、自宅から自殺をほのめかすメモを発見。自暴自棄になり犯行に及んだ可能性もあるとみて調べている。
石田健は、体感で治安がどんどん悪化しているのではないかと思っている人が多いというデータも出ている。社会的に対応が必要などと話した。
静岡県伊東市を取材。「新しい伊東を創る会」に出席者の多くが今年5月の市長選で田久保市長に投票した支持者たち。話題は次へと向かっていた。伊東市民は全く新しい人に当選してもらいたいなどの声。伊東市の田久保市長はまさかの辞意撤回を表明。急変の裏には参院選での自民党歴史的大敗が。