- 出演者
- 宮根誠司 藤本万梨乃 石戸諭 山之内すず
きょう東京・原宿では、朝から気温が上昇。危険な暑さにもかかわらず、歩くのもままならないほどの大混雑となっていた。新宿ではイベント「SHINJUKU カピバラ夏祭り」が行われ、炎天下で行列が出来ていた。しかし元々南米に生息し暑さに強いカピバラも、扇風機の前で水に浸かったままほとんど動かない。気象庁によると、きょうは全国193地点で35℃以上の猛暑日となり、最も気温が高かった兵庫県豊岡市では39.3℃を記録した。きのう東京では最高気温35.5℃を記録する中、主催者発表で約93万人が来場した「隅田川花火大会」が行われた。午後7時を過ぎても会場付近は気温や湿度が高いままで、うだるような暑さとの戦いが続いていた。人だかりをサーモカメラで見てみると、全体がオレンジや黄色の高温に。熱中症に詳しい三宅康史医師は「人が集まっている所や混み合っている所は、風の通りが悪いのでそこに熱がこもる」などと話した。「人熱れ」とは風通しの悪い密集エリアで人から放出される熱や汗の蒸発、呼気により温度や湿度が上昇してしまうことで、熱中症のリスクが一気に高まるという。会場付近で取材中、熱中症とみられる女性が救急車へ搬送される場面もあった。その後も取材班は5台の救急車に遭遇した。最寄りの浅草駅では、大会終了を待たずに帰宅の列が出来ていた。花火大会が終了し見物客が駅に押し寄せると、混雑が増すにつれ温度と湿度が上昇した。東京消防庁によると、きのう都内では熱中症の疑いで108人が搬送されたという。三宅医師は「水やお茶よりも、スポーツドリンクの方が少し体に水分を保持してくれる。保冷剤を手に持つだけでも有効と言われている」などと話した。
アメリカ・マサチューセッツ州ボストンで行われた試合で、ドジャースの大谷翔平が今季第38号となる先頭打者ホームランを打った。直近7試合でホームラン6本と、3年連続のホームラン王に向け現在リーグトップを走っている。しかし今月初旬は22打数3安打と、打率は1割台に落ち込んでいた。調子回復の要因について、野球専門メディア「フルカウント」MLB担当の小谷真弥記者は「バッティングでいい角度が出ている。状態が悪い時は打球が上がらない傾向があるが、しっかり打球が上がっているのがホームランが出ている要因」などと指摘した。5月に月間MVPを取った時の平均打球角度は15度だったが、6月になると11度と下がっていた。しかし7月半ばになると16度と再び上がってきた。一方で三振の数が増えているが、小谷記者は「決して悪いことではない。思い切って振れていて、決して絶好調ではないと思うので今後はもっと良くなる期待感が持てる」などと話した。ホームラン12本を打った去年8月の平均打球角度は22度。きょう試合には敗れたものの、3年連続のホームラン王へ期待は高まるばかり。
今月19日、東京都新宿区の春山記念病院に37歳の女性が救急搬送された。女性は美容クリニックで脂肪吸引を行った後出血があり、血圧が低下し意識を失ったという。皮膚の下にたまった血を除去し輸血などの救急処置が行われ、女性は回復に向かった。しかし最悪の場合、命を落とす可能性もあったという。この病院は今年6月に開設された、美容トラブルに特化した24時間態勢の救急外来。今ニーズの高まりと共に美容医療業界が拡大を続け、その裏側で医療過誤や後遺症などの深刻なトラブルが後を絶たないという。美容医療とは見た目の美しさや若々しさを手に入れることを目的とした医療で、しみやシワ、たるみや輪郭の改善まで幅広い施術が行われている。あるアンケートでは10代、20代の半数近くが「美容医療に抵抗感や違和感がない」と回答し、実際に行われた施術の数も4年間で3倍に急増している(厚労省「美容医療に関する現状について」より)。SNS上では美容医療についての情報があふれ、誰もが気軽に美を追求できる時代になった。美容医療には手術を行う美容外科と、注射やレーザーを行う美容皮膚科などの大きく2つがあり、人気施術ランキングでは目を二重にする「二重埋没」や「エラ・小顔ボトックス」が1位となっている(株式会社トリビュー)。その一方で、美容医療を受けて後悔を抱えた人々が美容後遺症外来を訪れていた。東京都文京区の日本医科大学付属病院は約30年前から美容医療の後遺症に対応してきており、朝日林太郎医師は「2020年に比べ患者数は5~6倍になった」などと語った。30代の女性は新型コロナ感染の自宅待機中、暇つぶしにSNSを見ていて興味を持ち、クマ治療の施術に踏み切ったという。薬品を注射することでふくらみが消え、理想の仕上がりになったと思われた。しかしその1年後、笑った時に左右非対称の凹凸が目立つようになった。注射された薬品に問題があり、成長因子が混ざっていたことが原因だという。成長因子とはタンパク質の一種で、やけどなどの傷の治りを早めるために使われている。近年肌の再生能力を高めると注目され、体内に注射するケースがあるという。しかし朝日医師は「厚労省に承認されている治療ではなく、美容医療のガイドラインでも推奨されない治療」と話した。目元への成長因子の注入は、特に被害が多いケースの一つだという。様々な美容医療を経験し成功も失敗も知る50代女性は、成長因子による後遺症に悩まされた経験から「美容モニターはなぜ安いのか考えたほうがいい。知識は大事」などと語った。急増する美容後遺症の背景の一つとされるのが、SNSを活用して患者を集める「キラキラドクター」と呼ばれる存在。直接美容医療にはいる「直美(ちょくび)」がここ10年で10倍に急増する中、その知られざる実態に迫った。
オープニング映像。
美容後遺症に悩む人が、5年で5倍以上に増えている。日本医科大学病院美容後遺症外来の朝日林太郎医師は「後遺症に対応する病院が増えておらず、一部の病院に集中しているという背景がある」などと語った。美容医療施術ランキングの上位3つは、外科で「二重埋没」「糸リフト」「顔の脂肪吸引」、皮膚科・注入では「エラ・小顔ボトックス」「光治療」「肩ボトックス」(株式会社トリビュー)。朝日医師は「傾向として、美容医療のガイドラインの中でリスクが高いとされている施術を受けて良くない結果になり、後遺症外来に来る人が多い」などと語った。
30代の女性は豊胸手術を行ったが、後悔の末除去手術に踏み切った。
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30代の女性は豊胸のためアクアフィリングという物質を体内に注入したが、これが炎症を引き起こし痛みなどの症状が現れたという。しかしアクアフィリングは体に染み込み、完全に取り除くことは困難だという。それでも痛みを和らげるため、女性は手術に踏み切った。女性は「誰にも相談できないのがしんどい。痛くても理由を言えないので」などと語った。15年前にアクアフィリングを注入し、10年以上も発熱や痛みに悩まされているという50代女性は「熱は40度以上出る。鎮痛剤を飲んでなんとか少し歩ける。絶望しかない」などと話した。朝日林太郎医師は「ガイドラインで強い文言で“リスクが高い”と言われているのが、吸収されない注入剤や成長因子が入った注射。新規の患者の約3割がその2つの原因」などと語った。一部の美容医療では推奨されていない治療が費用対効果優先で行われ、健康被害につながることもある。こうした背景の一つとしてあげられるのが、保険診療と自由診療の違い。保険診療は国が定めたルールに基づいた医療で、国などが費用の一部を負担する。一方自由診療は治療方法や費用を病院が自由に設定でき、保険診療では使えない治療も行うことができる。ある40代女性は100万円以上を支払って脂肪吸引と糸リフトの施術を受けた結果、顔がパンパンに腫れてしまったという。
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40代の女性はフェイスラインの脂肪吸引とリフトアップのための糸20本を入れ、約134万円を支払ったという。施術の直後は目が開かないほどに顔が腫れ、2~3週間続いたという。女性は別のクリニックでの修正手術が必要になり、費用は合計350万円超に膨れ上がった。自由診療の場合、その施術が適切だったのかを後から判断するのは非常に難しいという。朝日林太郎医師は「美容医療は商業的な部分があり、糸をたくさん入れれば売り上げが上がる。しかし入れれば入れるほど良い結果が出るかといえば、全然そんなこともない。売り上げを高くすることに主眼を置いているクリニックは、とにかく1本でも多く治療を提供する」などと話した。ここ数年急増しているのが、SNSを活用して患者を集める「キラキラドクター」と呼ばれる存在。今若い医師の間で、直接美容医療の略「直美」が増えているという。研修の終了後、一般的な保険診療での経験を積まずに直接美容医療の世界に飛び込む医師たちのことを指す。直美を選ぶ医師はここ10年で約10倍に増えているという。しかし経験不足や過剰な利益追求による弊害は少なからずあり、急増する美容医療トラブルの一因になっているのが実情だという。
糸リフトを20本入れられた40代女性が、日本医科大学病院美容後遺症外来の朝日林太郎医師の診断書をもとに修正手術の治療費などを請求したところ、執刀医が診断書の内容を認めず弁護士を立てて争うことになった。女性は「被害者が出ることを未然に防げたら」と訴訟を決断したという。朝日医師は「施術を行った病院で治療できなくても、できるところにきちんと道筋を作ることが必要」などと語った。豊胸のアクアフィリングについて、朝日医師は「安全で数年で溶けるものだとされた時代があった。それが5、10年経って今問題が顕在化している。根気よく向き合っていくしかない」などと話した。相次ぐ美容医療トラブルの背景には、初期の研修終了後に直接美容医療の世界に飛び込む「直美」と呼ばれる若い医師たちの存在がある。ここ10年で約10倍に増えているという。朝日医師は「いろんな背景があるが、一つに保険診療の将来的な不透明さがある。保険診療で医師をやって将来大丈夫かという不安の中で、自由診療に飛び込んでいくケースもある」などと話した。ノンフィクションライターの石戸諭は「SNSは良い事例しか上げないという前提で見たほうが良い」などと語った。美容医療トラブルに巻き込まれないために、朝日医師は「1回持ち帰ってゆっくり考えてみる。それで防げることはたくさんある」などと話した。
兵庫県の北部に位置する豊岡市では午後2時過ぎに39.3℃観測し、きょう日本一暑い街となった。豊岡市はきょうで9日連続で35℃を超える猛暑日となった。観光客で賑わう竹野浜海水浴場では、砂浜の温度が60℃を超えていた。東京でも厳しい暑さとなり、青梅市では最高気温36.4℃、練馬区でも36.0℃に達する猛暑日となった。東京消防庁によると、午後3時までに5歳から92歳までの男女28人が熱中症で救急搬送された。連日危険な暑さが続いた北海道では、暑さによる火災報知器の誤作動が23日に106件、25日は94件に上ったという。公益財団法人市民防災研究所の坂口隆夫氏は「自動火災報知設備が猛暑によって作動することは十分に考えられる」などと話した。火災報知器は煙や熱を自動で感知し、警報ベルなどで建物内の人に火災を知らせるシステム。定温式の熱感知器は60℃以上から作動するが、木道の共同住宅やアパートには屋根裏に熱感知器を設置することが消防法に定められている。北海道では寒さが厳しく屋根裏等は断熱材を多く使っているため、熱がこもりやすいという。誤作動を起こしたアパートでは消防によって火災報知器が消され、住民は「気をつけてください」と言われたという。
山之内すずは「充電しながらカバンの中に入れて移動なんて良くしてしまう」と話した。
Mr.サンデーが自民党青年局の中曽根局長を単独取材。首相ら執行部に事実上の退陣を求める申し入れ書を提出。中曽根氏は強い危機感を持ったうえで今回の提言に至っていると述べる。党内で強まる石破おろしの動き。きのう茂木前幹事長も退陣を要求。自民党都道府県支部連合会によると、少なくとも12の県連が相次いで退陣を要求。自民党の山梨県連は全国でも早々に石破政権へ退陣要求。自民党として打ち出せる強みがなかった。都道府県にアンケートを実施。退陣すべきは2件。理由は大敗を喫している。自民党に必要なことは?これから考えるとの回答など。
大きな逆風となったのは四国。自民党が3議席を獲得したが今回は0。落選した自民党・大石宗氏に同行。投げられかけたのは自民党への厳しい声。自分たちに足りなかったものを考えると述べた。自民党青年局の中曽根局長に真意を直撃。顔を変えたから何か変わる、解決するということでは全くないと思っている。自民党の今後について、自民党全体へのNOだと思っている。自民党のこの古い体質、体制こういったところを抜本的に変えていかないといけないと述べる。
石破総理への退陣圧力について強まっていくのか?フジテレビ・政治部長・高田圭太氏によると、明日の懇談会で何か言えば別。不十分な答えだとさらに燃え盛る可能性はある。石破さんは続投の意思を表明する方針と述べる。高市氏は前回総裁選で支持した議員らと会合。小林氏も近しい議員と会合。茂木氏は自身のYoutubeで退陣要求。自民党青年局は事実上の退陣を求める文書を提出。麻生氏、菅氏、岸田氏が石破首相と会談。旧安倍派5人衆の4人で意見交換。石戸諭氏は自民党は現役世代から全く支持されていないということ。出口調査でも支持の低さは絶望的。現役世代が支持するのは国民民主と参政。世代間闘争は激しくなる。最低でも自民党は世代交代必要と述べる。今後の主な政治日程について。あす自民党両院議員懇談会。自民党山梨県連青年局の伊藤毅県議が不掲載。
黒ひげ危機一発のルール変更を徹底研究。1975年に発売。ルールは飛んだ人が負け。今月5日に発売された「7代目黒ひげ危機一発」では飛び出した人が勝ちとルール変更された。一体なぜなのか?タカラトミー・池澤さんは原点回帰しようと考えたとコメント。SNSでは「時代だね」「若者はスリルを味わうのも嫌なのか?」などと若者分析。開発当時、合宿でデザイナーが描いた実際のスケッチを紹介。子分に助け出される親分の設定だっため黒ひげの顔はにっこり。商品パッケージにも飛び出させた方が勝ちとなっていた。なぜルールは逆転したのか?「クイズドレミファドン」で最後の難関として使われていたのが黒ひげだった。考えたのは王東順氏。王氏は優勝してからもう一回関所を作った。メーカーさんには大変申し訳無い。逆のルールが大衆に浸透。1979年にはメーカーも折衷案。1995年にはルールを逆転。Z世代の中には飛ばすと勝ちの方が魅力的という声も。慶応大学・満倉教授の協力を得て各世代のゲーム中の脳内をのぞく。
慶応大学・満倉教授が17年以上かけて開発した装置で実験。頭のデバイスから脳波を読み取り「好き」や「ストレス」などの感情を可視化。被験者は15人。飛ばしたら負け、飛ばしたら勝ちという2つのルールで遊んでもらう。飛んだら負けルールで50代男性はストレスもハラハラドキドキとして楽しんでいる。20代男性はストレスはストレスでしかないと分析された。10代女性も傾向は全く同じ。年長世代にとって魅力的のよう。飛んだら勝ちルールに変えてみると、年長者たちのテンションが低い。20代男性は楽しんでいるよう。他にも2組の脳波を測定したが傾向はほぼ同じ。