2025年7月27日放送 20:54 - 23:09 フジテレビ

Mr.サンデー

出演者
宮根誠司 藤本万梨乃 石戸諭 山之内すず 
カメラが捉えた週末ニュース
きょうも39℃超 危険な暑さも大混雑

きょう東京・原宿では、朝から気温が上昇。危険な暑さにもかかわらず、歩くのもままならないほどの大混雑となっていた。新宿ではイベント「SHINJUKU カピバラ夏祭り」が行われ、炎天下で行列が出来ていた。しかし元々南米に生息し暑さに強いカピバラも、扇風機の前で水に浸かったままほとんど動かない。気象庁によると、きょうは全国193地点で35℃以上の猛暑日となり、最も気温が高かった兵庫県豊岡市では39.3℃を記録した。きのう東京では最高気温35.5℃を記録する中、主催者発表で約93万人が来場した「隅田川花火大会」が行われた。午後7時を過ぎても会場付近は気温や湿度が高いままで、うだるような暑さとの戦いが続いていた。人だかりをサーモカメラで見てみると、全体がオレンジや黄色の高温に。熱中症に詳しい三宅康史医師は「人が集まっている所や混み合っている所は、風の通りが悪いのでそこに熱がこもる」などと話した。「人熱れ」とは風通しの悪い密集エリアで人から放出される熱や汗の蒸発、呼気により温度や湿度が上昇してしまうことで、熱中症のリスクが一気に高まるという。会場付近で取材中、熱中症とみられる女性が救急車へ搬送される場面もあった。その後も取材班は5台の救急車に遭遇した。最寄りの浅草駅では、大会終了を待たずに帰宅の列が出来ていた。花火大会が終了し見物客が駅に押し寄せると、混雑が増すにつれ温度と湿度が上昇した。東京消防庁によると、きのう都内では熱中症の疑いで108人が搬送されたという。三宅医師は「水やお茶よりも、スポーツドリンクの方が少し体に水分を保持してくれる。保冷剤を手に持つだけでも有効と言われている」などと話した。

家族らと海へ遊びに 男子中学生が死亡

きのう午後5時半すぎ、三重県紀北町の小山浦海岸で13歳の男子中学生がシュノーケリング中に行方不明になる事故が発生。滋賀県に住む中学2年生が家族ら9人で遊びに来ていた際に、消波ブロックの付近で潜水中に溺れたとみられている。警察や消防が捜索を続けたが、けさ海岸から約15mの地点で海中に沈んでいる男子中学生を発見した。心肺停止の状態で病院に運ばれ、死亡が確認された。海上保安部によると男子中学生はラッシュガードと海水パンツを着用していたが、救命胴衣や浮き輪はつけていなかった。事故当時現場の波や天候は穏やかだったというが、水難学会の斎藤秀俊理事は「消波ブロックの周辺やその中で、隙間に吸い込まれてしまったのではないか」などと話した。消波ブロックの周辺は事故が起こりやすい危険な場所で、隙間に吸い込まれた場合救命胴衣をつけていても命の危険があるという。斎藤理事は「消波ブロックの周りには絶対に近づかないようにしてほしい」と述べ、救命胴衣については「子どもであれば胸ぐらいまで水面に出る浮力のもの、大人でも肩ぐらいまで出るライフジャケットをつけて備えるとよい」などと話した。

大谷 38号HR!打球角度に好調ワケ

アメリカ・マサチューセッツ州ボストンで行われた試合で、ドジャースの大谷翔平が今季第38号となる先頭打者ホームランを打った。直近7試合でホームラン6本と、3年連続のホームラン王に向け現在リーグトップを走っている。しかし今月初旬は22打数3安打と、打率は1割台に落ち込んでいた。調子回復の要因について、野球専門メディア「フルカウント」MLB担当の小谷真弥記者は「バッティングでいい角度が出ている。状態が悪い時は打球が上がらない傾向があるが、しっかり打球が上がっているのがホームランが出ている要因」などと指摘した。5月に月間MVPを取った時の平均打球角度は15度だったが、6月になると11度と下がっていた。しかし7月半ばになると16度と再び上がってきた。一方で三振の数が増えているが、小谷記者は「決して悪いことではない。思い切って振れていて、決して絶好調ではないと思うので今後はもっと良くなる期待感が持てる」などと話した。ホームラン12本を打った去年8月の平均打球角度は22度。きょう試合には敗れたものの、3年連続のホームラン王へ期待は高まるばかり。

サンデーDOCS
救急外来24時 脂肪吸引後に意識喪失

今月19日、東京都新宿区の春山記念病院に37歳の女性が救急搬送された。女性は美容クリニックで脂肪吸引を行った後出血があり、血圧が低下し意識を失ったという。皮膚の下にたまった血を除去し輸血などの救急処置が行われ、女性は回復に向かった。しかし最悪の場合、命を落とす可能性もあったという。この病院は今年6月に開設された、美容トラブルに特化した24時間態勢の救急外来。今ニーズの高まりと共に美容医療業界が拡大を続け、その裏側で医療過誤や後遺症などの深刻なトラブルが後を絶たないという。美容医療とは見た目の美しさや若々しさを手に入れることを目的とした医療で、しみやシワ、たるみや輪郭の改善まで幅広い施術が行われている。あるアンケートでは10代、20代の半数近くが「美容医療に抵抗感や違和感がない」と回答し、実際に行われた施術の数も4年間で3倍に急増している(厚労省「美容医療に関する現状について」より)。SNS上では美容医療についての情報があふれ、誰もが気軽に美を追求できる時代になった。美容医療には手術を行う美容外科と、注射やレーザーを行う美容皮膚科などの大きく2つがあり、人気施術ランキングでは目を二重にする「二重埋没」や「エラ・小顔ボトックス」が1位となっている(株式会社トリビュー)。その一方で、美容医療を受けて後悔を抱えた人々が美容後遺症外来を訪れていた。東京都文京区の日本医科大学付属病院は約30年前から美容医療の後遺症に対応してきており、朝日林太郎医師は「2020年に比べ患者数は5~6倍になった」などと語った。30代の女性は新型コロナ感染の自宅待機中、暇つぶしにSNSを見ていて興味を持ち、クマ治療の施術に踏み切ったという。薬品を注射することでふくらみが消え、理想の仕上がりになったと思われた。しかしその1年後、笑った時に左右非対称の凹凸が目立つようになった。注射された薬品に問題があり、成長因子が混ざっていたことが原因だという。成長因子とはタンパク質の一種で、やけどなどの傷の治りを早めるために使われている。近年肌の再生能力を高めると注目され、体内に注射するケースがあるという。しかし朝日医師は「厚労省に承認されている治療ではなく、美容医療のガイドラインでも推奨されない治療」と話した。目元への成長因子の注入は、特に被害が多いケースの一つだという。様々な美容医療を経験し成功も失敗も知る50代女性は、成長因子による後遺症に悩まされた経験から「美容モニターはなぜ安いのか考えたほうがいい。知識は大事」などと語った。急増する美容後遺症の背景の一つとされるのが、SNSを活用して患者を集める「キラキラドクター」と呼ばれる存在。直接美容医療にはいる「直美(ちょくび)」がここ10年で10倍に急増する中、その知られざる実態に迫った。

(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

サンデーDOCS
人気が高まる一方…後遺症 増加の背景

美容後遺症に悩む人が、5年で5倍以上に増えている。日本医科大学美容後遺症外来の朝日林太郎医師は「後遺症に対応する病院が増えておらず、一部の病院に集中しているという背景がある」などと語った。美容医療施術ランキングの上位3つは、外科で「二重埋没」「糸リフト」「顔の脂肪吸引」、皮膚科・注入では「エラ・小顔ボトックス」「光治療」「肩ボトックス」(株式会社トリビュー)。朝日医師は「傾向として、美容医療のガイドラインの中でリスクが高いとされている施術を受けて良くない結果になり、後遺症外来に来る人が多い」などと語った。

彼氏に内緒で豊胸手術 思わぬ後悔…

30代の女性は豊胸手術を行ったが、後悔の末除去手術に踏み切った。

(番組宣伝)
明日はもっと、いい日になる

「明日はもっと、いい日になる」の番組宣伝。

僕達はまだその星の校則を知らない

「僕達はまだその星の校則を知らない」の番組宣伝。

サンデーDOCS
彼氏に内緒で豊胸手術 思わぬ後悔…

30代の女性は豊胸のためアクアフィリングという物質を体内に注入したが、これが炎症を引き起こし痛みなどの症状が現れたという。しかしアクアフィリングは体に染み込み、完全に取り除くことは困難だという。それでも痛みを和らげるため、女性は手術に踏み切った。女性は「誰にも相談できないのがしんどい。痛くても理由を言えないので」などと語った。15年前にアクアフィリングを注入し、10年以上も発熱や痛みに悩まされているという50代女性は「熱は40度以上出る。鎮痛剤を飲んでなんとか少し歩ける。絶望しかない」などと話した。朝日林太郎医師は「ガイドラインで強い文言で“リスクが高い”と言われているのが、吸収されない注入剤や成長因子が入った注射。新規の患者の約3割がその2つの原因」などと語った。一部の美容医療では推奨されていない治療が費用対効果優先で行われ、健康被害につながることもある。こうした背景の一つとしてあげられるのが、保険診療と自由診療の違い。保険診療は国が定めたルールに基づいた医療で、国などが費用の一部を負担する。一方自由診療は治療方法や費用を病院が自由に設定でき、保険診療では使えない治療も行うことができる。ある40代女性は100万円以上を支払って脂肪吸引と糸リフトの施術を受けた結果、顔がパンパンに腫れてしまったという。

(番組宣伝)
明日夜のラインナップ 月

「呼び出し先生タナカ」、「明日はもっと、いい日になる」、「僕達はまだその星の校則を知らない」の番組宣伝。

ENGEI グランドスラム

「ENGEI グランドスラム」の番組宣伝。

サンデーDOCS
糸リフト 高額治療も顔パンパン再手術

40代の女性はフェイスラインの脂肪吸引とリフトアップのための糸20本を入れ、約134万円を支払ったという。施術の直後は目が開かないほどに顔が腫れ、2~3週間続いたという。女性は別のクリニックでの修正手術が必要になり、費用は合計350万円超に膨れ上がった。自由診療の場合、その施術が適切だったのかを後から判断するのは非常に難しいという。朝日林太郎医師は「美容医療は商業的な部分があり、糸をたくさん入れれば売り上げが上がる。しかし入れれば入れるほど良い結果が出るかといえば、全然そんなこともない。売り上げを高くすることに主眼を置いているクリニックは、とにかく1本でも多く治療を提供する」などと話した。ここ数年急増しているのが、SNSを活用して患者を集める「キラキラドクター」と呼ばれる存在。今若い医師の間で、直接美容医療の略「直美」が増えているという。研修の終了後、一般的な保険診療での経験を積まずに直接美容医療の世界に飛び込む医師たちのことを指す。直美を選ぶ医師はここ10年で約10倍に増えているという。しかし経験不足や過剰な利益追求による弊害は少なからずあり、急増する美容医療トラブルの一因になっているのが実情だという。

糸リフト 高額治療も顔パンパン再手術/後遺症 背景に「直美」&キラキラドクター?/人気が高まる一方…後遺症 増加の背景

糸リフトを20本入れられた40代女性が、日本医科大学美容後遺症外来の朝日林太郎医師の診断書をもとに修正手術の治療費などを請求したところ、執刀医が診断書の内容を認めず弁護士を立てて争うことになった。女性は「被害者が出ることを未然に防げたら」と訴訟を決断したという。朝日医師は「施術を行った病院で治療できなくても、できるところにきちんと道筋を作ることが必要」などと語った。豊胸のアクアフィリングについて、朝日医師は「安全で数年で溶けるものだとされた時代があった。それが5、10年経って今問題が顕在化している。根気よく向き合っていくしかない」などと話した。相次ぐ美容医療トラブルの背景には、初期の研修終了後に直接美容医療の世界に飛び込む「直美」と呼ばれる若い医師たちの存在がある。ここ10年で約10倍に増えているという。朝日医師は「いろんな背景があるが、一つに保険診療の将来的な不透明さがある。保険診療で医師をやって将来大丈夫かという不安の中で、自由診療に飛び込んでいくケースもある」などと話した。ノンフィクションライターの石戸諭は「SNSは良い事例しか上げないという前提で見たほうが良い」などと語った。美容医療トラブルに巻き込まれないために、朝日医師は「1回持ち帰ってゆっくり考えてみる。それで防げることはたくさんある」などと話した。

(ニュース)
新展開 外国籍の20代男を逮捕へ

きのう夕方、佐賀県伊万里市の住宅で親子2人が男に刃物で切りつけられた事件。この家に住む女性が死亡し、70代の母親は首を切られ負傷した。事件当時、被害者の自宅のインターホンが鳴りドアを開けると外国人と見られる男が玄関に入ってきて「金、財布を見せろ」と言うと、突然女性と母親を切りつけたという。けがをした母親は外に逃げ出し、助けを求めた先の住民が110番通報をした。警察が駆けつけると女性は玄関に血まみれの状態で倒れており、その場で死亡が確認された。捜査関係者によると女性の首や腹などに複数の傷跡があり、強い殺意があったとみられている。凶器を持ったまま逃走した男は外国人とみられ、母親は「男と面識がない」と話しているという。またインターホンには来訪者を撮影する機能があり、男の姿が記録されていたことが関係者への取材でわかった。そしてきょう、現場近くの建物に複数の捜査員が入っていく様子を番組のカメラが捉えていた。さらに警察は何らかの事情を知るとみられる人物に任意同行を求め、事件との関連について話を聞いているという。元埼玉県警捜査一課警部補の佐々木成三氏は「ナイフを突きつける行為だけでも現金を奪うことはできたと思う。容疑者は被害者をナイフで襲う、もしくは殺害することを計画し、その後金品を奪う。犯行計画の強い意志が明確に出る」などと話した。

佐賀強盗殺人 外国籍20代男を逮捕へ

佐賀県警は親子2人が死傷した事件で、現場から逃走した外国籍の20代男を逮捕する方針を固めたことがわかった。タレントの山之内すずは「用のない時に鳴ったチャイムに出ること自体が怖くなっている」などとコメントした。。

“日本一暑い町” 住民驚く39℃超

兵庫県の北部に位置する豊岡市では午後2時過ぎに39.3℃観測し、きょう日本一暑い街となった。豊岡市はきょうで9日連続で35℃を超える猛暑日となった。観光客で賑わう竹野浜海水浴場では、砂浜の温度が60℃を超えていた。東京でも厳しい暑さとなり、青梅市では最高気温36.4℃、練馬区でも36.0℃に達する猛暑日となった。東京消防庁によると、午後3時までに5歳から92歳までの男女28人が熱中症で救急搬送された。連日危険な暑さが続いた北海道では、暑さによる火災報知器の誤作動が23日に106件、25日は94件に上ったという。公益財団法人市民防災研究所の坂口隆夫氏は「自動火災報知設備が猛暑によって作動することは十分に考えられる」などと話した。火災報知器は煙や熱を自動で感知し、警報ベルなどで建物内の人に火災を知らせるシステム。定温式の熱感知器は60℃以上から作動するが、木道の共同住宅やアパートには屋根裏に熱感知器を設置することが消防法に定められている。北海道では寒さが厳しく屋根裏等は断熱材を多く使っているため、熱がこもりやすいという。誤作動を起こしたアパートでは消防によって火災報知器が消され、住民は「気をつけてください」と言われたという。

真夏に多発 身近な製品に潜むリスク

“史上最も暑い夏”になる予感の今年。猛暑が招く異変は真夏の車内でも。直射日光が当たるダッシュボードに置かれたモバイルバッテリーが炎を吹き出した。原因はリチウムイオン電池。製品評価技術基盤機構製品安全広報課の宮川課長は「50~60℃ぐらいになりますと出火・発火する危険性が増してくる」と話した。この夏もリチウムイオン電池を搭載する製品の発火事故が相次いでいる。今月20日、JR山手線では乗客のモバイルバッテリーが燃えるが火事が発生。24日にはJR水戸駅のみどりの窓口の事務所内でポータブル電源から出火し一時騒然となった。電動アシスト自転車でもバッテリーから出火。NITEによれば、リチウムイオン電池を搭載した製品の火災事故は6~8月にかけてピークになるという。元東京消防庁警部部長の佐藤康雄とともに調査した。

運転中も危険 タイヤのバースト 続発

車両トラブルを対応するロードサービスを取材した。通行料の多い首都高速の道路上で起きたのはタイヤのバースト。気温の上昇に伴いバーストの件数が増えているという。今月22日、島根・浜田市の浜田自動車道でトラック2台が衝突し、6人が重軽傷を負う事故が発生。事故のきっかけとみられているのがタイヤのバースト。警察によると、走行中にタイヤがバイスとしたトラックが道路中央のワイヤロープに衝突し横転。そこに後ろからきたトラックが追突したという。自動車ジャーナリストの桃田は異常な暑さが影響した可能性を指摘した。

スタジオトーク

山之内すずは「充電しながらカバンの中に入れて移動なんて良くしてしまう」と話した。

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