兵庫県の北部に位置する豊岡市では午後2時過ぎに39.3℃観測し、きょう日本一暑い街となった。豊岡市はきょうで9日連続で35℃を超える猛暑日となった。観光客で賑わう竹野浜海水浴場では、砂浜の温度が60℃を超えていた。東京でも厳しい暑さとなり、青梅市では最高気温36.4℃、練馬区でも36.0℃に達する猛暑日となった。東京消防庁によると、午後3時までに5歳から92歳までの男女28人が熱中症で救急搬送された。連日危険な暑さが続いた北海道では、暑さによる火災報知器の誤作動が23日に106件、25日は94件に上ったという。公益財団法人市民防災研究所の坂口隆夫氏は「自動火災報知設備が猛暑によって作動することは十分に考えられる」などと話した。火災報知器は煙や熱を自動で感知し、警報ベルなどで建物内の人に火災を知らせるシステム。定温式の熱感知器は60℃以上から作動するが、木道の共同住宅やアパートには屋根裏に熱感知器を設置することが消防法に定められている。北海道では寒さが厳しく屋根裏等は断熱材を多く使っているため、熱がこもりやすいという。誤作動を起こしたアパートでは消防によって火災報知器が消され、住民は「気をつけてください」と言われたという。