アメリカ・マサチューセッツ州ボストンで行われた試合で、ドジャースの大谷翔平が今季第38号となる先頭打者ホームランを打った。直近7試合でホームラン6本と、3年連続のホームラン王に向け現在リーグトップを走っている。しかし今月初旬は22打数3安打と、打率は1割台に落ち込んでいた。調子回復の要因について、野球専門メディア「フルカウント」MLB担当の小谷真弥記者は「バッティングでいい角度が出ている。状態が悪い時は打球が上がらない傾向があるが、しっかり打球が上がっているのがホームランが出ている要因」などと指摘した。5月に月間MVPを取った時の平均打球角度は15度だったが、6月になると11度と下がっていた。しかし7月半ばになると16度と再び上がってきた。一方で三振の数が増えているが、小谷記者は「決して悪いことではない。思い切って振れていて、決して絶好調ではないと思うので今後はもっと良くなる期待感が持てる」などと話した。ホームラン12本を打った去年8月の平均打球角度は22度。きょう試合には敗れたものの、3年連続のホームラン王へ期待は高まるばかり。