2人が見つけたコロンブスのたまごは、ファンを逆にすること。ファンから外気を取り込み、汗が蒸発するときの気化熱で体を冷やす。2004年、大型のファン付き試作品が完成する。その効果に一番驚いていたのは胡桃澤さんだった。2004年、世界初の空調服を発売。ところが、当時としては奇抜、反応は冷ややかだった。やがて会社の預金が底をつき始める。全力でサポートしたのは妻だった。修理依頼と感謝の手紙が届く、空調服の口コミが徐々に広まる。発売当初から導入していた大和軌道製造・山田常務は体力の消耗が少ないと語る。空調服の未来を目指し開発と向かい合う。市ヶ谷会長は体と空調服自体がいわば室内機と室外機の関係。エアコンどころじゃなくてものすごく理想的になるとコメント。
