AIの進化によってアメリカでは大学を卒業した新卒の就職にも影響が出ている。3月、NY連邦準備銀行が発表した失業率に関するデータによると、大卒以上の22~27歳の失業率は5.8%と、全体平均の4.0%を大きく上回っている。大学で専攻した科目別で見ると、コンピューター関連で6.1%や7.5%と高い失業率になっている。こうした背景について、短時間でプログラミングコードを作成する生成AIの台頭が指摘されている。(時事通信)。また、AIが最も経験の浅い労働者の仕事を奪っていくという警告だとしている。(CBSニュース)。コンピューターサイエンス専攻の女子学生は大学在学中、プログラミングを学び学位を取得すれば新卒で年収1500万円以上と言われてきたが、1年間の就職活動で面接はファストフード店のみだった。コンピューターサイエンス専攻の男子学生は卒業後5762件の求人に応募し、13回面接試験に進めたが採用には至らなかった。男子学生は地元に帰り失業手当を受給している。(ニューヨーク・タイムズ)。企業側も採用方針を変える動きを見せている。「アマゾン」「J.P.モルガン」の経営幹部はAIの進化によって従業員を大幅に削減する可能性があると話している。自動車メーカー「フォード」CEOはホワイトカラーの半分がAIに取って代わられるという予測を立てている。(ウォール・ストリート・ジャーナル)。末延は「新入社員はAIと競争する。AIの方がコストがかからない。間違いなくあと数年でAIがもっと広がることは分かってる。あわせて何をAIにやらせて、何を人間の領域にするか」、吉永は「新入社員の頃に覚えるものはAIでできるが、そこで人間を排除してしまうと次の世代の育成など人材育成を企業はどういうふうにするのか」などとコメントした。
URL: http://www.wsj.com/
