米国の著名な投資家・ウォーレン・バフェットさんが、日本の大手商社の成長性を評価した。バフェットさんは93歳。現役で投資会社のトップを務めていて「投資の神様」とも呼ばれている。4日に開かれた投資会社・バークシャーハサウェイの株主総会で、バフェットさんは商社5社の投資について「圧倒的に説得力があった」と語った。ことし2月、株主向けに出した書簡には「日本の商社は事業がよく分散されていて、われわれの会社と似ている。経営陣の報酬は、米国企業と比べるとはるかに控えめだ」と書いている。バフェットさんの投資行動は、世界の投資家に影響を与える。商社への投資は去年、日本の株式市場に海外の資金を呼び込むきっかけの一つにもなった。大型連休明けは上場企業の決算発表が本格化する。海外からの高まる期待に、日本企業は業績で応えてもらいたい。