ウクライナ国防省の情報総局は25日、ロシアの通信を傍受したとする音声を公開した。音声にはロシア軍兵士が合流する北朝鮮の部隊を「K大体」と呼び、受け入れ体制について不満を示す様子もあった。またロシア軍は北朝鮮兵士30人につき通訳1人と上級将校3人をつけるという。こうした北朝鮮によるロシアへの和平についてウクライナのゼレンスキー大統領は「近いうちに北朝鮮の兵士が戦場に現れ、ヨーロッパでウクライナが北朝鮮と戦わなければいけなくなる。」と話した。北朝鮮との衝突を想定しウクライナはロシアに派遣された北朝鮮兵に向けて投降を促す動画を作成した。動画では「他国で無為に死ぬべきではない」と訴えている。北朝鮮兵に対し快適な暮らしを提供すると投降を呼びかけている。最後には電話番号やSNSなどの連絡先も掲載されている。派兵される北朝鮮兵に対し韓国国家情報院は29日、国会にキム・ヨンボク副総参謀長を含む先発隊が戦線に移動中という情報があり確認中だと説明した。キム副総参謀長はキム・ジョンウン総書記の軍部側近で特殊部隊「暴風軍団」のトップなどを歴任した人物だという。また軍人たちの年齢は20代前半が多数と推定。兵士の給料は月に約30万円と説明したうえで最終的に1万900人あまりが派兵されるとの見通しを示した。ここへ来て協力関係を一段と強めているロシアと北朝鮮。イギリスメディアは第三国の軍隊が地上に展開すれば世界対戦になる可能性もあると指摘している。今後どんな展開となるのか。