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「ウクライナ特集」 のテレビ露出情報

この日首都キーウ中心部では、数百人の女性が抗議の声をあげていた。参加者たちが訴えていたのは、戦地に動員された兵士たちの兵役期間を明確にすることだった。夫や子どもたちが無期限で戦地に派遣されているという。ウクライナでは軍事侵攻以降、総動員令が出され、18歳から60歳までの男性が徴兵の対象となっている。しかし、ウクライナ軍の犠牲者が増える一方で、兵士不足が深刻化しているという。こうした中、軍による強引な動員が指摘されている。地元メディアが伝えた映像を紹介。男性が病院で健康診断を受けに来た際、軍関係者に囲まれ、医師もみている中で連れ出される様子だという。映像は男性の弁護士がSNSに投稿し、治安当局が捜査に乗り出したと報じられている。さらに別メディアでは、道を歩いていた男性が車に押し込まれ連行されたとする様子を伝えた。こうした軍の行為は特に地方で深刻になっていると言われ、軍による兵士不足への焦りが出たものと受け止められている。さらに政府関係者が徴兵を逃れる人たちから賄賂を受け取る汚職も社会問題になっている。ウクライナ政府は徴兵対象者をトラックの中に隠して、国外に逃しているグループを摘発。徴兵事務所の責任者が現金を受け取る見返りに、徴兵免除や外国へ出国できるよう偽文書を作成したりするケースが頻発しているという。今年8月には全ての州の徴兵責任者が解任される事態となった。こうした汚職はゼレンスキー政権にとって大きな痛手になっているとみられている。今年10月に発表された世論調査によると、ウクライナ政府の信頼度は74%から39%に低下。ゼレンスキー大統領に対する信頼度も91%が76%に低下した。ウクライナがロシア軍を撤退させるためには、国内だけでなく国外での結束も欠かせない。ウクライナ政府が懸念しているのは来年、アメリカやヨーロッパなどで行われる選挙。選挙の結果次第では、命綱とも言えるウクライナへの支援が減少、打ち切られる可能性があるから。ウクライナの人たちがウクライナの独立と自由を守り、領土を取り戻す形で戦争を終わらせることができるのか。国際秩序の在り方にも影響するだけに、国際社会・私達一人一人もこの戦争にどう向き合うのか問われている。
ウクライナの現地報告、先週金曜日にお伝えした内容は番組WEBサイトにも掲載している。画面右上のQRコードから見ることができる。今日お伝えした内容も近く掲載する予定。

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