トランプ大統領は、中国がメキシコとカナダに(合成麻薬)フェンタニルを送っている事実から、10%の関税をかけるという話をしていると語り、トランプ大統領は21日の記者会見で国内に蔓延する違法麻薬の原料が中国から来ていると非難。早ければ来月1日から中国からの輸入品に10%の追加関税を課すことを検討している。また貿易赤字を指摘しEUにも関税を課すと明言した。外交面でウクライナ侵攻にも触れ、ロシア・プーチン大統領が停戦に向けた交渉に応じなければ追加制裁を科すと警告。会見にはソフトバンクグループの孫会長兼社長らも出席し、AI=人工知能インフラ整備に対するおよそ78兆円の投資計画も発表した。トランプ大統領はこの投資によって「すぐに10万人以上の米国人雇用を創出する」と成果を強調した。人事の刷新にも着手。21日には沿岸警備隊トップに女性として初めて就任したフェーガン司令官が、多様性など過度に重視したなどとして解任された。トランプ氏は政権の方針に同調しない政府職員を解雇する大統領令にも署名していて、早くも実行に移した形。