自転車に乗る男性が運んでいたのは大量のアルミ缶。先月、名古屋市で施行されたのはアルミ缶などのごみの持ち去りを禁止する条例。金属価格の高騰により後を絶たないアルミ缶の持ち去りを規制するもの。一方で、「弱いものいじめ」との声も。アルミ缶の持ち去り規制をめぐる変化を取材。
多くの路上生活者が暮らしている名古屋市の中心部。声をかけて回るのは野宿者を支援する会の東岡牧さん。最近の話題はもっぱらアルミ缶だという。1kgで250円になるというアルミ缶。路上生活者にとって大きな収入源だという。名古屋市で先月施行された「家庭廃棄物等の持ち去りの防止に関する条例」。アルミ缶・粗大ごみ・不燃ごみなどすべての家庭ごみの持ち去りを禁止。10月以降命令に従わない場合50万円以下の罰金になる。金属価格の高騰で増加している持ち去り被害。環境省が行った調査によると全国の40%以上の自治体が空き缶や空き瓶などの資源ごみが集積場所から持ち去られる事案を確認したという。しかし、持ち去りを規制する条例を制定していると回答したのは23%で、7割以上ではルールがないまま。条例を制定する前の名古屋市はどうだったのか。軽乗用車から降りてアルミ缶とみられる袋を持ち去る人物や、別の日には袋をあさりトラックで中身を持ち去る人物が目撃されていた。こうした被害に悩まされていた住民たちも変化を感じている。
名古屋市は条例制定後、パトロールも行っている。この日も指導員の車で市内を見回る。すると、自転車にアルミ缶を乗せて走る男性の姿が。車を降りて注意を促す。パトロールを続けていると制止を振り切る人や話を聞こうとしない人も。それでも、持ち去りは減少し1か月で市が収集した量は去年より約4割増加したという。条例によりアルミ缶収集で収入を得ていた路上生活者にはどんな変化があったのか。支援する東岡さんはアルミ缶を集めていた男性に話を聞くと「いったんやめる。いったんためているやつでちょっとずつ出しながら。(この制度については)端的にいうと弱いものいじめ」などコメント。男性はアルミ缶の回収をやめ仲間と仕事を探すとしている。アルミ収集歴15年以上という87歳の男性は、現在は店舗などから出されたアルミ缶を直接もらっているというが、体力の限界を感じている。それぞれの事情、東岡さんは働く意思のある人のために行政による仕事の斡旋を求めたいと話す。
多くの路上生活者が暮らしている名古屋市の中心部。声をかけて回るのは野宿者を支援する会の東岡牧さん。最近の話題はもっぱらアルミ缶だという。1kgで250円になるというアルミ缶。路上生活者にとって大きな収入源だという。名古屋市で先月施行された「家庭廃棄物等の持ち去りの防止に関する条例」。アルミ缶・粗大ごみ・不燃ごみなどすべての家庭ごみの持ち去りを禁止。10月以降命令に従わない場合50万円以下の罰金になる。金属価格の高騰で増加している持ち去り被害。環境省が行った調査によると全国の40%以上の自治体が空き缶や空き瓶などの資源ごみが集積場所から持ち去られる事案を確認したという。しかし、持ち去りを規制する条例を制定していると回答したのは23%で、7割以上ではルールがないまま。条例を制定する前の名古屋市はどうだったのか。軽乗用車から降りてアルミ缶とみられる袋を持ち去る人物や、別の日には袋をあさりトラックで中身を持ち去る人物が目撃されていた。こうした被害に悩まされていた住民たちも変化を感じている。
名古屋市は条例制定後、パトロールも行っている。この日も指導員の車で市内を見回る。すると、自転車にアルミ缶を乗せて走る男性の姿が。車を降りて注意を促す。パトロールを続けていると制止を振り切る人や話を聞こうとしない人も。それでも、持ち去りは減少し1か月で市が収集した量は去年より約4割増加したという。条例によりアルミ缶収集で収入を得ていた路上生活者にはどんな変化があったのか。支援する東岡さんはアルミ缶を集めていた男性に話を聞くと「いったんやめる。いったんためているやつでちょっとずつ出しながら。(この制度については)端的にいうと弱いものいじめ」などコメント。男性はアルミ缶の回収をやめ仲間と仕事を探すとしている。アルミ収集歴15年以上という87歳の男性は、現在は店舗などから出されたアルミ缶を直接もらっているというが、体力の限界を感じている。それぞれの事情、東岡さんは働く意思のある人のために行政による仕事の斡旋を求めたいと話す。
