ソグド人に変わりシルクロードの交易を支配したのはイスラムの人々だった。ウズベキスタンにある世界遺産「チョル・バクル霊廟郡」。築かれたのは1000年ほど前で、イスラム教の聖地のひとつとなっている。立ち並ぶのが霊廟。装飾タイルに青色が使われるのはイスラム教にとって神聖な色とされているから。敷地内には墓石があり、成人たちは地下に埋葬された。幾何学模様や草花の衣装は楽園を表す。青いドームの建築は旅人にとってなくてはならない宿泊施設。イスラムの商人たちはここで祈り、体を休めた。商いのためにシルクロードを旅する一行をキャラヴァンという。