きのう衆議院第一議員会館で開かれた「ロシア後の自由な民族フォーラム」は、プーチン政権の次を見据え新たな国家像や少数民族地域の分離・独立などを話し合うもの。会議に合わせロシア国外で活動する反体制派や少数民族の独立派組織代表などが来日し、国会議員や有識者らと意見を交わした。ウクライナ側に立って活動する武装組織・ロシア自由軍団幹部で元ロシア下院議員のポノマリョフ氏は「プーチン政権の崩壊は近い」とし、「新たなロシア国家と日本の平和条約について話し合いを始めるべきだ」と指摘した。一方、少数民族の独立派組織の出席者は、「ロシアで少数民族があらゆるレベルで深刻な差別にあっている。多くは全滅寸前だ」と窮状を訴えた。その上で「プーチン氏を排除してもロシアの覇権主義は変わらず、新たな紛争を防ぐにはロシアを解体し、数十の国に分割するしか無い」などと主張した。