第2次世界大戦でナチスドイツに勝利してから79年の記念日となったロシアでは20以上の都市で軍事パレードなどが行われていて、首都モスクワでは日本時間午後4時から、中心部にある赤の広場で記念式典が始まった。プーチン大統領は核戦力も含めてロシア軍の戦力に言及し、欧米側を強くけん制したうえで、ロシア軍のウクライナでの勝利に向けて国民に改めて結束を呼びかけた。今回の軍事パレードはウクライナの前線でも使われている兵器のほか、ロシア軍の核戦力の中枢を担っているICBM(大陸間弾道ミサイル)も登場した。式典には旧ソビエト諸国やアフリカの一部の国の首脳などが参列する一方で、欧米各国の首脳は出席しておらず、式典は欧米との激しい対立など長期化する軍事侵攻を反映する内容となった。