中央アジアのカザフスタンでは、中国とロシアが主導する枠組み上海協力機構の首脳会議が昨日から2日間の日程で開かれている。会議にはロシア・プーチン大統領や中国・習近平国家主席が出席しており、欧米主導の枠組みへの対抗軸としてどのような議論が行われるか関心が集まっている。プーチン大統領が心からの歓迎を受けられる国際的な首脳会合は多くない。しかし、カザフスタンでは違った。上海協力機構首脳会議が始まった。自らを西側のカウンターパートとみている。アジア8カ国とロシアが参加している。人口では世界の4割に相当する。首都アスタナで開かれている首脳会議でプーチン大統領は西側によるロシアへの制裁をかいくぐろうとしてロシアへの支持を増やそうとしている。プーチン大統領を含む9カ国の首脳がアスタナに集う。中国・習近平国家主席、トルコ・エルドアン大統領、イラン代表などが参加する。プーチン大統領にとって今回の首脳会談には大きな意義がある。専門家は「自分は孤立していないと見せる機会と言える。国際社会・ロシア国内への重要なメッセージとなる」などと話した。今回会談に参加している中国やインドなどは輸出入の関係から西側によるロシア制裁に目をつぶりたいという。