アメリカ大統領選挙からの撤退圧力が強まる中、バイデン大統領は国際会議でウクライナのゼレンスキー大統領を「プーチン大統領」と言い間違えたほか、その後の会見でもハリス副大統領に言及した際に「トランプ副大統領」と言い間違えた。ワシントンから中継。アメリカ政府高官は「NATOの成果が言い間違いですべてかすんでしまった」と嘆いている。NATO首脳会議という重要な国際会議が終わった今、これまで発言を控えていた民主党議員からも撤退を求める声が上がっていて、会見後に新たに3人が撤退を求めた。CBSは「48時間以内に数十人の民主党議員が撤退求める声明発表見込み」と報じた。今後のポイントは、バイデン氏の政治判断に影響力を与えることができる人物の動き。アメリカメディアは、「家族やごく親しい人物以外から説得される可能性は低い」と指摘。こうした中、CNNはバイデン氏に影響力があるオバマ元大統領とペロシ元下院議長が話し合い、トランプ氏に勝つのは難しくなったと懸念を示したと報じた。この2人がどのように混乱を収束させるのかひとつの鍵となります。バイデン氏の周囲が“名誉ある撤退”を整えることができるか、最も影響力があるといわれるジル夫人が背中を押すかどうかが焦点。